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半手損 囲碁 - 検索
日本囲碁連盟 囲碁用語 より
半手損(得)
一手までは損(得)をしてないが半分ほど損(得)をした場合のこと。
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囲碁は、陣地を囲むゲームです。
RPGゲームやアクションゲームとは異なる思考で次の一手を考える、面白いゲームです。
将棋、チェスと並ぶ、究極の思考ゲームとも言われます。
ブラウザーのみで動作するケースを特に囲碁ブラウザゲームと称することもあります。
専用ソフト使用の囲碁ゲームも多々あります。
碁を知りたい。
なのに、打つ機会がない。
相手がいない。碁会所に入ってみたい。でも躊躇する。これが現実のようです。
面白くて、夢中になる碁です。この機会に碁を始めてはいかがでしょうか。ネット碁会所なら、敷居が低いです。
相手が見つからないときは、思考エンジンが、お相手します。待ち惚けになりません。
『考慮時間制』の対局場です。勝敗でスコアが増減します。
対局(専用)ソフトを使用しません。ブラウザーのみで動作します。インストール不要なので不安がありません。
一般的なゲームでは、「礼」に重きをおきませんが、知的ゲームでは、礼を重んじる利用者が多いので、礼を心がけたいものです。
将棋に「ハサミ将棋」や「山崩し」があるように、囲碁にも「ポン抜きゲーム」/「石取りゲーム」があります。基本となる「アタリ」の習得に有用です。
ドンジャラも麻雀の基礎ルールの説明には有用ですね。
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当サイトに、お越しいただいて有難うございます。
一局の碁をお楽しみください。
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初心者の方も、対局できるようになっております。
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3:幽玄の間
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推薦者のブログ
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幽玄の間サイト
KGSの口コミ
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Wikipediaの記事を引用/参考します。(CC BY-SA 3.0)
碁
囲碁
ゲーム
Wikipediaの記事を引用/参考します。(CC BY-SA 3.0)
愛知環状鉄道
曖昧さ回避 この項目では、鉄道事業者について説明しています。この事業者が旅客運送を行っている鉄道路線については「愛知環状鉄道線」をご覧ください。
愛知環状鉄道株式会社
Aichi Loop Line CO,.LTD
Aikan logomark.svg
種類 株式会社
略称 愛環
本社所在地 日本の旗 日本
〒444-0951
愛知県岡崎市北野町字二番訳68番[1]
北緯34度59分49.17秒 東経137度8分19.5秒座標: 北緯34度59分49.17秒 東経137度8分19.5秒
設立 1986年(昭和61年)9月19日[1]
業種 陸運業
法人番号 7180301000063
事業内容 旅客鉄道事業 他
代表者 代表取締役社長 長崎 栄一
資本金 94億7,530万円(2017年3月31日現在)[2]
売上高 42億8,376万8千円(2017年3月期)[2]
営業利益 △2,902万4千円(2017年3月期)[2]
経常利益 1,743万円(2017年3月期)[2]
純利益 5,913万9千円(2017年3月期)[2]
純資産 99億3,920万7千円(2017年3月31日現在)[2]
総資産 119億4,623万5千円(2017年3月31日現在)[2]
従業員数 220人(2015年7月1日現在)
決算期 3月31日
主要株主 愛知県 40.32%
豊田市 18.69%
瀬戸市 8.99%
岡崎市 7.83%
トヨタ自動車 4.89%
春日井市 2.98%
外部リンク http://www.aikanrailway.co.jp/
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愛知環状鉄道株式会社(あいちかんじょうてつどう)は、愛知県に本社を置く、同県などが出資する第三セクター方式の鉄道事業者である。日本国有鉄道(国鉄)→東海旅客鉄道(JR東海)の特定地方交通線を転換した岡多線と、日本鉄道建設公団の建設線からなる鉄道路線「愛知環状鉄道線」(愛環線)を運営している。略称で愛環(あいかん)とも呼ばれる。
愛環線の沿線にはトヨタ自動車本社と工場群があり、事実上唯一の通勤路線となっている。また、周辺は高等学校なども多く、その通学路線でもある。
目次 [非表示]
1 歴史
1.1 愛知万博輸送
2 路線
3 車両
3.1 現用車両
3.2 過去の車両
4 財務状況
5 運賃と乗車券類
5.1 ICカードについて
6 その他
7 脚注
8 関連項目
9 外部リンク
歴史[編集]
1986年(昭和61年)9月19日 - 会社設立[1]。
1988年(昭和63年)1月31日 - JR東海の岡多線承継区間と新規開業区間からなる、愛知環状鉄道線(岡崎駅 - 新豊田駅 - 高蔵寺駅間)が開業。100系電車の営業運転を開始。
2003年(平成15年)3月14日 - 2000系電車の営業運転を開始[3]。
2004年(平成16年)4月30日 - 硬券入場券・硬券乗車券の販売を終了[要出典]。
2005年(平成17年)
3月1日 - 愛知万博の開催(3月25日 - 9月25日)に合わせて、エキスポシャトルの運行を開始(9月30日まで)。
10月1日 - 愛知環状鉄道線とJR中央本線名古屋駅間の直通運転を本格的に開始。
2008年(平成20年)3月15日 - 三河豊田駅 - 新豊田駅間でシャトル列車の運行を開始。
愛知万博輸送[編集]
「万博八草駅」(現・八草駅)の駅名標
エキスポシャトル
万博八草駅(現・八草駅、2005年3月7日)
2005年3月25日から9月25日まで開催された2005年日本国際博覧会(愛知万博、「愛・地球博」)に際し、愛環線は既存の通常鉄道では会場から最も至近を通過する路線であった。それに伴い、2004年10月10日から2005年9月30日まで、万博会場に最も近い八草駅を「万博八草駅」に改称し、そこから日本初である浮上式リニアモーターカーの愛知高速交通東部丘陵線(リニモ)やシャトルバスに接続をとることで万博会場への輸送に供された。なお、計画当初は線路を会場付近まで延ばす計画があったが、中止になっている[要出典]。
万博開催に向け、それまで単線であった線路を一部複線化(国鉄時代から複線化のための用地は確保されていた)したほか、JR中央本線と接続する高蔵寺駅でJR線と線路を接続し、名古屋駅からの直通列車「エキスポシャトル」を毎時3往復設定した。また、普通列車も毎時3往復を4両編成で運転した。これらの大幅な増発によって、不足する運転士は近畿日本鉄道(近鉄)から、車両と車掌はJR東海および近鉄からの出向を受け入れることで、万博輸送を乗り切った。
日本国際博覧会協会は、会場へのアクセスルートの案内において名古屋から地下鉄東山線経由のルートを積極的に案内せず、主に愛環線経由のルートを呼び掛けた。理由はリニモの輸送力が小さいほか、地下鉄東山線も大変な混雑が予想されたからである。また、愛環とJRでは名古屋駅と万博八草駅間の往復割引乗車券を設定した[要出典]。
愛知万博終了後の2005年10月1日以降は、万博八草駅が元の八草駅に戻されたほか、車両は100系がすべて廃車され、2000系に統一された。一方、JRとの直通運転は万博終了後も実施され、2014年3月15日改正時点では朝夕の通勤・通学時間帯に名古屋駅 - 瀬戸口駅間に6本(土曜・休日は運休)の列車が直通運転している。
高蔵寺駅とは逆端にあたる岡崎駅でもJRと接続しているが、両社間の乗り入れを行う列車は設定されていない。また、2004年には万博輸送準備の一環[要出典]として線路を増設し、岡崎駅付近の一部区間でJRと共用していた走行経路をそれぞれ独立させた[4]。なお、六名駅からの線路増設は東海道本線に沿って築堤を造成(いわゆる「腹付線増」)した。
路線[編集]
愛知環状鉄道線:岡崎駅 - 新豊田駅 - 瀬戸市駅 - 高蔵寺駅 45.3km
車両[編集]
2000系電車(新豊田駅、2007年8月31日) 100系電車(万博八草駅〈現・八草駅〉、2005年3月7日)
2000系電車(新豊田駅、2007年8月31日)
100系電車(万博八草駅〈現・八草駅〉、2005年3月7日)
現用車両[編集]
2000系
100系の代替のため2002年以降導入された電車(営業運転は翌2003年から)。JR東海313系電車をベースに、共通部品を使い製造コストを抑えている。全車両が日本車輌製。外装、内装において類似点も多い。
過去の車両[編集]
100系
愛知環状鉄道発足当時から在籍していた車体長19m、片開き3扉セミクロスシートの車両であった。片側が運転台付きで2両組の編成を作る100形・200形と、両側に運転台が付く増結用の300形が存在した。車体と台車を新製の一方、電装品には国鉄101系電車の廃車発生品を流用していた。2000系への代替により、2005年11月13日のさよなら運転で運用を終了した。一部はえちぜん鉄道に譲渡され、同社のMC6001形・MC6101形となっている。
財務状況[編集]
長らく第三セクター鉄道としては比較的珍しく黒字経営が続いているが、2006年(平成18年)度決算では、単年度約3億2,309万円の赤字、前期純利益から相殺した繰越損失額は2億1,562万円となり、赤字に転落した。ただ、同年度の利用者は1,166万人と前年度に比べて増加していたが、愛知環状鉄道では減価償却費の増加が赤字決算の原因としていた[5]。ちなみに、2012年(平成24年)度においては2,660万円の経常損失となったが、補助金等の支援で約2,100万円の利益を計上した[6]。
運賃と乗車券類[編集]
大人普通旅客運賃(小児は半額・10円未満切り上げ、2014年4月1日改定)[7][8]。
キロ程 運賃(円) キロ程 運賃(円)
初乗り3km 170 22 - 25 550
4 - 6 230 26 - 29 600
7 - 9 280 30 - 33 650
10 - 12 330 34 - 37 710
13 - 15 390 38 - 41 770
16 - 18 440 42 - 45 820
19 - 21 500 46 870
ICカードについて[編集]
2017年現在、愛環線ではIC乗車カードは導入されておらず、JR線から愛環線の各駅を利用する場合、IC乗車カードの利用は不可能である(直通列車内ではその旨が放送される[要出典])。なお、愛環線の両端にあるJRとの接続駅はいずれも改札を共用しているが、中間改札は設置されていない。また、愛環線の利用履歴を記録するIC乗車カード用のカードリーダー(改札内コンコースなどに設置されることが多い)も設置されていないため、JR線から途中下車せず愛環線を経由してJR線を利用した場合、IC乗車カードに愛環線を経由した履歴が残らない。
愛知環状鉄道は、2019年にIC乗車カードを導入する方針を固めている[9]。その後2019年春に導入すると2017年7月25日に発表した[10][11]。
その他[編集]
鉄道会社としては珍しく、パソコン用の列車ダイヤ作成などの運輸運転業務支援ソフトウェア「愛環X号」を各種発売していたが、後に販売が中止されている。発売中止直前時点で「愛環X号」は1号から6号まで発売されていた。
脚注[編集]
[ヘルプ]
^ a b c 会社総鑑 未上場会社版 1997年版 下巻, 日本経済新聞社, (1997-05-20), pp. 4130
^ a b c d e f g “第31期(平成28年度)決算報告”. 愛知環状鉄道株式会社. 2017年7月27日閲覧。
^ 「鉄道記録帳2003年3月」、『RAIL FAN』第50巻第6号、鉄道友の会、2003年6月1日、 19頁。
^ それ以前は、ホームこそ独立していたものの、岡崎駅 - 六名駅間は経路の一部を東海道本線上り線と使用しており、岡崎駅を出発した列車は東海道本線から見れば逆走にあたる運行をしていた。
^ 決算 - 愛知環状鉄道
^ [1] - 愛知環状鉄道 平成24年度決算賃借対照表)
^ 運賃の認可申請について (PDF) - 愛知環状鉄道、2014年1月17日(2014年4月7日閲覧)
^ 運賃のご案内 - 愛知環状鉄道、2014年4月7日閲覧
^ “愛知環状鉄道にICカード ラグビーW杯へ19年春から導入”. 中日新聞 (中日新聞社). (2017年4月16日)
^ “JR東海のICカード「TOICA」2019年春にエリア拡大…愛知環状鉄道も導入へ”. レスポンス (イード). (2017-7-125) 2017年7月26日閲覧。
^ “愛知環状鉄道へのICカード乗車券「TOICA」導入について” (PDF) (プレスリリース), 愛知環状鉄道, (2017年7月25日) 2017年7月26日閲覧。
関連項目[編集]
日本の鉄道事業者一覧
東海交通事業
中央本線
東海道本線
愛知万博の交通
外部リンク[編集]
ウィキメディア・コモンズには、愛知環状鉄道に関連するカテゴリがあります。
ウィキニュースには愛知環状鉄道に関連するニュースのカテゴリがあります。
愛知環状鉄道株式会社 - 公式サイト
“社史”. Shashi Interest Group. 2017年9月12日閲覧。 - 愛知環状鉄道の社史を集めた社史Wiki.
典拠管理
WorldCat VIAF: 259755991 NDL: 01122188
カテゴリ: 日本の鉄道事業者愛知県の交通岡崎市の企業愛知環状鉄道第三セクター鉄道1986年設立の企業
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愛知高速交通東部丘陵線
愛知高速交通 東部丘陵線
100形車両
100形車両
概要
通称 リニモ
種別 軌道(浮上式)
起終点 起点:藤が丘駅
終点:八草駅
駅数 9駅
路線記号 L
運営
開業 2005年3月6日
所有者 Aichi Rapid Transit logo.png 愛知高速交通
使用車両 使用車両の節を参照
路線諸元
路線総延長 8.9 km (5.5 mi)
運行速度 最高100 km/h (62 mph)
[折り畳む]路線図
Linimo-Tobukyuryo line.png
テンプレートを表示
[隠す]駅・施設・接続路線
凡例
hSTRq
hSTR+r
地下鉄東山線
hSTRe
0.0 藤が丘駅
utSTR KBSTe
地下鉄藤が丘車庫
uBHFCCa
1.4 はなみずき通駅
uhSTRa
uhBHF
2.3 杁ヶ池公園駅
uhBHF
3.4 長久手古戦場駅
uhBHF
4.5 芸大通駅
uhBHF
6.0 公園西駅
uhBHF
7.0 愛・地球博記念公園駅
uKDSTaq uhABZgr
車両基地・本社
uhBHF
8.0 陶磁資料館南駅
8.9 八草駅
STRq
STRq
愛知環状鉄道線
東部丘陵線(とうぶきゅうりょうせん)は、愛知県名古屋市名東区の藤が丘駅から愛知県豊田市の八草駅までを結ぶ、愛知高速交通の磁気浮上式鉄道路線。愛称は「リニモ (Linimo)」。
目次 [非表示]
1 概要
1.1 HSST
1.2 路線データ
2 運行形態
2.1 愛知万博開催時の運行形態
3 使用車両
4 建設の経緯
5 歴史
6 利用状況
6.1 愛知万博開催時
6.2 愛知万博閉幕後
6.3 輸送実績
6.4 収入実績
6.5 決算
7 駅一覧
8 運賃
9 カード・乗車券
10 グッズ
11 写真集
12 脚注
12.1 注釈
12.2 出典
13 参考文献
14 関連項目
15 外部リンク
概要[編集]
愛・地球博記念公園駅の駅構内表記。
「catraca(改札口)」「saída(出口)」がポルトガル語である。
常電導吸引型 (HSST) による、日本初の磁気浮上式鉄道(リニアモーターカー)の常設実用路線。
軌道法に基づく軌道として特許され、2005年に開催された愛知万博(愛・地球博)の未来感と会場アクセスの目的を兼ねて建設された。万博閉幕後は名古屋市営地下鉄東山線や愛知環状鉄道線と連絡し、名古屋市内と東部丘陵地域を結び、これまで鉄道空白地帯だった長久手町(現在の長久手市)に鉄道が通るようになった。
路線はおおむね愛知県道6号力石名古屋線に沿って建設され[注釈 1]、藤が丘駅からはなみずき通駅ホーム半ばまでの区間は地下線、はなみずき通駅付近で地表へ上り、以東の八草駅までの区間は高架線となっている。
「リニモ」ではATOによる無人自動運転を採用している。ただし、操縦者の教育訓練のためや、貸切運転時に有人手動運転を行うことがある。また、運転は行わないが、地下区間である藤が丘 - はなみずき通間と、最終列車である藤が丘0:05発の愛・地球博記念公園行き、早朝の時間帯に運行される八草5:30と5:48発、藤が丘5:50発に限り全区間で乗務員が乗務する。なお万博期間中は全車両において乗務員が乗務していた。
安全面にも配慮して全駅にホームドアが整備されている。通常は藤が丘駅、愛・地球博記念公園駅、八草駅を除いて無人駅だが、窓口自体は設置されており、イベントなどの時には臨時に駅員が配置されることがある。各駅にある「改札口」と「出口」看板には日本語・英語・中国語・朝鮮語表記のほかにポルトガル語表記もある。
瀬戸市及び日進市内に路線は通っていないが、当線を運営する愛知高速交通には両市とも株主として一定の金額を拠出している。
HSST[編集]
HSSTのインフラ整備にかかる投資額は、従来の中量輸送の代表ともいえるモノレールや新交通システムより低廉なものとなっている。
これまでの鉄道システムとは異なり、車輪を持たないため、レールと車輪の接触による騒音・振動がなく、また、推進力は車輪とレールの接触による粘着力に依存しないリニアモーターによるため、加・減速や登坂性能に優れ、ゴムタイヤ式よりもさらに静かで乗り心地がよく、最高速度も上回る、などの多くの利点を持つ。反面、走行にかかる電力消費が大きい[注釈 2]。
車両は常に浮いており、停車中は機械式ブレーキにより静止させている。扉が閉まり発車するときに床下より「ドン」という音がするが、これは機械式ブレーキ解除の際に発する音である。
路線データ[編集]
路線距離(営業キロ):8.9 km(建設キロ:9.15 km)
方式:常電導吸引型磁気浮上式 (HSST)
駅数:9駅(起終点駅含む)
複線区間:全線
最高速度:約100km/h
運行形態[編集]
最高速度は約100km/hで、藤が丘 - 八草間の所要時間は約17分。最終列車として藤が丘0:05発の愛・地球博記念公園行きがあるほかは、藤が丘 - 八草間の全線運転である。年度初めは臨時列車が運行されることもある。2013年3月16日のダイヤ改正で、平日ダイヤが大学開講期間(4 - 7・10 - 1月)の平日に適用する平日第1ダイヤ、大学休講期間(2・3・8・9月)の平日に適用する平日第2ダイヤに分けられた[1]。運転間隔は、平日朝ラッシュ時は6分間隔、大学開講期間はラッシュ以降も7 - 8分間隔、平日夕は7 - 8分間隔、平日昼間・土曜休日は10分間隔。2013年3月15日までは、平日朝ラッシュ時は7分間隔、夕方も10分間隔の運行体系だった。
2016年12月4日には、イオンモール長久手の開業に伴うダイヤ改正が実施され、土休日ダイヤを平日第2ダイヤと同時刻として平日第2・土休日ダイヤとし、平日・土休日の昼間の運転間隔が10分間隔から8分間隔に短縮されている[2]。
愛知万博開催時の運行形態[編集]
2005年3月6日の開業時から9月26日まで、愛知万博輸送を前提とした運行体系が採られた。東部丘陵線(リニモ)との乗換駅となる愛知環状鉄道の八草駅は2004年10月10日から2005年9月30日の間、「万博八草」駅と改称されていた。リニモの八草駅は開業時から2006年3月31日まで「万博八草」駅だった。また愛・地球博記念公園駅も開業時から2006年3月31日まで「万博会場」駅だった。
運転間隔は朝と夜が6 - 15分間隔、昼間が5 - 7分間隔だった。3月19日から万博終了までの土曜・休日には昼間8 - 10時台と夜20 - 23時台に藤が丘 - 万博会場間と万博八草 - 万博会場間に区間列車が運行された。
使用車両[編集]
100形
2005年の開業時から使用。2005年度グッドデザイン賞[3] と2006年度ローレル賞をそれぞれ受賞した。
建設の経緯[編集]
東部丘陵地域が「あいち学術研究開発ゾーン」として学術研究施設や公園、宅地開発が進められることになり、輸送需要の増加に対応でき、交通渋滞に悩まされない軌道系交通機関が求められることになり、元来あった藤が丘 - 長久手間に地下鉄1号線(東山線)を延伸する計画を発展させる形で東部丘陵線の構想が生まれた。
1992年(平成4年)の運輸政策審議会で「2008年までに中量軌道系の交通システムとして整備することが適当」と答申。その後「東部丘陵線導入機種選定委員会」が跨座式モノレール、新交通システム、磁気浮上システムの中から、
建設予定地が60‰もの急勾配が続く丘陵地であること
システム自体の先進性
などの理由で磁気浮上システムを選定し[4]、方式としては、日本航空が開発し、中部HSST開発によって名鉄築港線沿いにあった大江実験線で走行試験が重ねられて来た常電導吸引型 (HSST) が採用された。
また、愛知万博が長久手町(当時)の愛知青少年公園などを会場として開催されることが決まり、その鉄道系のアクセス路線の一つとして位置付けられた。
2000年に運営主体として愛知高速交通株式会社が設立され、2002年に着工された。2004年から完成した本線で試運転が重ねられ、2005年3月6日に開業を迎えた。
総事業費は約997億円、このうち愛知高速交通施工分は約356億円である。[注釈 3]
歴史[編集]
2001年(平成13年)10月3日:藤が丘 - 八草間の浮上式鉄道に軌道法による特許[5]。
2002年(平成14年)11月12日:路線愛称を「リニモ (Linimo)」と決定[6]。
2005年(平成17年)3月6日:藤が丘 - 万博八草間が開業[5]。当初よりトランパスに対応。
2006年(平成18年)4月1日:万博会場駅を愛・地球博記念公園駅、万博八草駅を八草駅に改称。
2013年(平成25年)3月16日:平日ダイヤを大学開講期間の平日に適用する平日第1ダイヤ、大学休講期間の平日に適用する平日第2ダイヤに分ける[1]。
2016年(平成28年)
3月12日:ICカード乗車券manacaを導入[7]。同時にIC乗車カード全国相互利用サービスにも対応[8]。
7月1日:身体障害者および知的障害者に適用していた割引運賃を、精神障害者にも適用開始[9]。
12月4日:イオンモール長久手の開業に伴い、土休日ダイヤを中心に大規模なダイヤ改正を実施。土休日ダイヤを平日第2ダイヤと同時刻とし、平日第2・土休日ダイヤとする[2]。そして、運転間隔が平日の朝ラッシュを除いて8分間隔になる。
利用状況[編集]
愛知万博開催時[編集]
万博輸送に際し、リニモは藤が丘駅で接続する名古屋市営地下鉄東山線との輸送力のギャップから、同駅で乗客が滞留する可能性を指摘されていた。6両編成の東山線は1時間あたり14,500人の輸送量があるのに対し、リニモは3両編成で1時間あたり4,000人の輸送量しかない。このためか、日本国際博覧会協会では名古屋駅から鉄道で会場へ向かう場合には東海旅客鉄道(JR東海)が中央本線高蔵寺駅経由で愛知環状鉄道線の万博八草駅へ直通運転する「エキスポシャトル」の利用を推奨していた。
愛知万博内覧会が行われた2005年3月19日には、前面展望を見たい乗客が車両の前方に集中したことを重量検知装置が過積載と判断したことで、一時発車不能になる事態が発生した[注釈 4]。同様に開幕前日の3月24日には浮上装置の故障で浮上不能になるトラブルが発生した。
愛知万博閉幕後[編集]
運行会社は、万博閉幕後の利用者数を1日あたり約31,000人と想定し、債務返済に向けての前提ともなっていた。しかし、開業初年の2005年は1日50,000人以上が利用したものの、2年目の1日平均利用者数は約13,000人台に激減した[10]。2007年10月には愛知県が長久手町(当時)に対し、リニモの今後の固定資産税について減免を打診していたことが明らかとなったが、長久手町は「減免するより、税収を乗客増に生かすべきだ」としてこの打診を断っている。その後の利用者数は年々増加し、2009年度には単年度収支が黒字になった[10]。
利用者数低迷の原因として、以下のような点が挙げられている。
沿線に15か所ある大学や高等学校の利用者数が予想以上に少なく、通学利用者の大半を愛知県立大学長久手キャンパス在籍の学生が占めている(最寄駅から学校まで距離が離れていたり、藤が丘駅から直通バスを運行する学校もあり、利用者獲得は見込み通りにはならなかった。また、長久手市と豊田市の境界が公立高校普通科の学区の境界でリニモを利用した通学生の流動が起こりにくい。)。
トランパスを利用して地下鉄や市バスなどとリニモを乗り継いでも割引が行われない。また、トランパスに代わって2011年に導入されたmanacaはリニモでは導入が5年遅れになった(後述)。
藤が丘駅での名古屋市営地下鉄東山線との接続が悪い(リニモのホームが地下2階、地下鉄東山線のホームが地上の高架上にそれぞれあり、乗り継ぎに大人の徒歩で3分以上かかること。また、リニモのダイヤが地下鉄東山線からの接続を全く考慮していないことが一例として挙げられる。現に地下鉄東山線の藤が丘駅到着時分2分後にリニモが発車するダイヤが組まれているため、乗り換えが間に合わないことがある)。
鉄道評論家の川島令三は開業前、著書にて「(沿線から)都心に向かうには藤が丘で乗り換えをせねばならない。あえて乗り換えをさせるのは都市鉄道として失格である。どう考えても東山線の延伸か、計画線である名古屋市営地下鉄東部線あるいは鶴舞線からの支線で八草まで伸ばした方が実用性がある」と評している[11]。
藤が丘駅・はなみずき通駅以外の駅は高架上にあるため、ホームに辿り着くまでに何度も階段を上り下りしなければならない(エレベータとエスカレータも設置はされているが、エスカレータが改札口から一番遠い場所に設置されているケースが多く不便)。
藤が丘 - 杁ヶ池公園間は曲線区間が多く列車のスピードが抑えられるため、距離が短い割に時間がかかる。
運賃が周辺の他の交通機関に比べて高価である[注釈 5]。
沿線は都市計画法上の市街化調整区域に指定されている地区が多く、今のところ、法律上は認められている特例措置も導入されていないため、住宅建設が進まず、人口が少なく潜在需要が小さい(特に長久手古戦場駅 - 八草駅間)。
運行会社が学校側に対して藤が丘駅からではなく最寄駅からバスを運行することなどを働き掛けた結果、愛知学院大学が2006年(平成18年)4月から長久手古戦場駅から同大学までのバスを発着させたこともあったが、もともと同大学から藤が丘駅までの直行バスが頻繁運行されている上に長久手古戦場駅から利用すると回り道になることもあって、利用者は僅少で2007年(平成19年)1月末で廃止になった。 2010年(平成22年)4月より、長久手古戦場駅から愛知学院大学・名古屋外国語大学・名古屋学芸大学・名古屋学芸大学短期大学部を巡る無料通学バスの運行が名鉄バスにより開始されている。愛知学院大学へ行く場合、リニモ藤が丘駅から長久手古戦場駅までの定期券を購入し、かつ同駅からこのバスに乗車した場合では、藤が丘駅から有料の路線バスで通学するケースに比べ、月1800円程度割安となるため、このルートに切り替えた学生も出ている。だが、愛知学院大学は藤が丘駅までのバスを引き続き頻繁運行している[注釈 6] ほか、他の3大学も地下鉄東山線上社駅や地下鉄鶴舞線赤池駅までスクールバスを運行しており、伸び悩みが見られる。
これまでにも、利用者のさらなる増加を狙って、2006年7月15日の愛・地球博記念公園(モリコロパーク)開園に合わせて、「Linimo1DAYフリーきっぷ」(大人800円、子供400円)の発売を開始したり、愛知県の事業として、2007年6月16日から通勤定期券利用者を対象とした自転車の貸し出しの実施や、長久手町(現在の長久手市)で行われる催事にてリニモの利用を積極的に働きかけるなどの施策を実施しているが、抜本的な経営状況の改善には至っておらず、今後も利用拡大へのさらなる施策が必要な状況にある。2008年度においては、長久手町がはなみずき通・杁ヶ池公園・長久手古戦場・公園西の各駅前に自転車駐輪場を増設する施策を講じている。さらに2009年度からは愛・地球博記念公園駅北側の空き地を駐車場として整備し、パークアンドライドによる利用の推進も図っている。
2015年現在、長久手市は都市計画の下、長久手古戦場駅周辺で大型商業施設イオンモール及び住宅地・駅前広場リニモテラスの開発を、公園西駅周辺で大型商業施設イケア及び住宅地開発を進めている。また、2015年8月には公園西駅近くに歩行者・自転車用ゲートを新設し、リニモとも利便性の向上を図っている。
2011年より、愛知県企画の地域おこし愛知ぽぷかる聖地化計画と連携した取り組みを行っている。2012年には東部丘陵線(リニモ)のキャラクター[注釈 7] をリニモたんとし、全国の公募イラストから決定する『リニモたん総選挙』を行っている等、その他各種イベントとも積極的な連携を図っている。
平成27年度(2015年度)には減損処理実施による減価償却費の減少などもあり開業以来初めて営業・経常ともに黒字となった[12]。
輸送実績[編集]
東部丘陵線の近年の輸送実績を下表に記す。 表中、輸送人員の単位は万人。輸送人員は年度での値。
年 度 輸送実績(乗車人員):万人/年度 輸送密度
人/日 特 記 事 項
通勤定期 通学定期 定 期 外 合 計
2004年(平成16年) 16.8 4.6 110.3 131.7 28,294 営業開始
2005年(平成17年) 93.2 139.3 1898.0 2130.5 29,395 愛知万博開催
2006年(平成18年) 44.5 212.1 244.8 501.4 7,993
2007年(平成19年) 56.2 236.7 274.8 567.7 9,547
2008年(平成20年) 66.0 254.7 281.0 601.7 9,823
2009年(平成21年) 69.7 273.3 270.9 613.9 9,823
2010年(平成22年) 72.2 300.3 278.1 650.6 10,662
2011年(平成23年) 79.2 320.6 277.4 677.2 10,662
2012年(平成24年) 82.5 327.2 286.2 695.9 10,993
2013年(平成25年) 85.9 339.1 298.3 723.3 11,487
2014年(平成26年) 96.0 315.0 299.8 710.8
2015年(平成27年) 102.4 332.3 323.6 758.3
2016年(平成28年) 129.4 330.1 358.3 817.8
「鉄道統計年報」及び「数字でみる鉄道」(国土交通省鉄道局監修)、決算広告より抜粋
収入実績[編集]
東部丘陵線の近年の収入実績を下表に記す。 表中、収入の単位は千円。数値は年度での値。
年 度 旅客運賃収入:千円/年度 運輸雑収
千円/年度 総合計
千円/年度
通勤定期 通学定期 定 期 外 手小荷物 合 計
2004年(平成16年) 32,048 5,194 264,449 0 301,692 43,992 345,685
2005年(平成17年) 171,754 164,553 4,139,596 0 4,475,903 194,001 4,669,904
2006年(平成18年) 71,355 249,778 552,354 0 873,487 29,830 903,317
2007年(平成19年) 0 983,602 68,387 1,051,989
2008年(平成20年) 0 1,035,639 58,191 1,093,830
2009年(平成21年) 0 1,040,162 45,511 1,085,674
2010年(平成22年) 0 1,085,300 47,736 1,133,037
2011年(平成23年) 0 1,127,978 26,639 1,154,618
2012年(平成24年) 0 1,160,661 25,132 1,185,793
2013年(平成25年) 0 1,213,267 26,150 1,239,417
2014年(平成26年) 0 1,214,031 36,485 1,250,516
2015年(平成27年) 0 1,301,905 39,154 1,341,059
2016年(平成28年) 0 1,420,257 41,874 1,462,082
鉄道統計年報(国土交通省鉄道局監修)、損益計算書より抜粋
決算[編集]
愛知高速交通の近年の決算を下表に記す。 表中、収入の単位は千円。数値は年度での値。
年 度 営業収益
千円/年度 営業経費:千円/年度 営業損益
千円/年度 営業外収益
千円/年度 営業外費用
千円/年度 経常損益
千円/年度
運 輸
営業費 販売費・
一般管理費 諸 税 減 価
償却費 合 計
2000年(平成12年) 0 0 3,666 0 170 3,837 △3,837 992 8,076 △10,921
2001年(平成13年) 0 0 11,325 0 529 11,854 △11,854 519 8,638 △19,973
2002年(平成14年) 0 0 14,229 0 809 15,038 △15,038 4,348 9,502 △20,193
2003年(平成15年) 0 0 115,959 0 2,195 118,154 △118,154 8,434 30,697 △140,418
2004年(平成16年) 345,685 173,887 549,897 33,957 251,686 1,009,429 △663,743 181,704 147,318 △629,358
2005年(平成17年) 4,669,904 510,696 1,857,231 29,111 2,483,865 4,880,903 △211,000 171,642 294,717 △334,075
2006年(平成18年) 903,317 492,253 701,278 215,225 2,303,376 3,713,134 △2,809,817 91,047 300,304 △3,019,073
2007年(平成19年) 1,051,989 824,851 184,373 202,595 2,141,626 3,353,446 △2,301,457 16,877 318,124 △2,602,703
2008年(平成20年) 1,093,830 831,145 115,205 204,351 2,023,137 3,173,840 △2,080,009 17,800 310,425 △2,372,674
2009年(平成21年) 1,085,674 815,081 97,977 147,569 1,909,386 2,970,013 △1,884,339 25,938 258,894 △2,117,294
2010年(平成22年) 1,133,037 793,982 96,315 137,502 1,651,364 2,679,165 △1,546,127 10,490 224,579 △1,760,217
2011年(平成23年) 1,154,618 810,129 87,681 178,431 1,549,598 2,625,841 △1,471,222 7,134 205,085 △1,669,173
2012年(平成24年) 1,185,793 841,106 88,122 157,668 1,482,820 2,569,717 △1,383,924 7,023 187,097 △1,563,998
2013年(平成25年) 1,239,417 857,065 101,195 142,238 1,408,764 2,509,263 △1,269,845 8,359 170,043 △1,431,530
2014年(平成26年) 1,250,516 856,635 132,345 103,299 1,311,710 2,430,991 △1,180,475 138,673 133,799 △1,300,581
2015年(平成27年) 1,341,059 856,172 109,225 153,595 14,131 1,133,125 207,934 10,272 162,621 55,585
2016年(平成28年) 1,462,082 851,002 125,327 125,003 5,768 1,107,101 354,981 19,895 33,532 341,344
2007年度(平成19年)決算より運輸・技術部門従事者の人件費及び経費の一部を販売費・一般管理費から運輸営業費に振り替えているため単純比較はできない。
駅一覧[編集]
全駅愛知県に所在。
駅番号 駅名 駅間キロ 営業キロ 接続路線 所在地
L01 藤が丘駅 - 0.0 名古屋市営地下鉄:Nagoya Subway Logo (Higashiyama Line).svg 東山線(H22) 名古屋市名東区
L02 はなみずき通駅 1.4 1.4 長久手市
L03 杁ヶ池公園駅 0.9 2.3
L04 長久手古戦場駅 1.1 3.4
L05 芸大通駅
(トヨタ博物館前) 1.1 4.5
L06 公園西駅 1.5 6.0
L07 愛・地球博記念公園駅
(愛知県立大学前)
(旧駅名:万博会場駅)
1.0 7.0
L08 陶磁資料館南駅 1.0 8.0 豊田市
L09 八草駅
(愛知工業大学前)
(旧駅名:万博八草駅) 0.9 8.9 愛知環状鉄道:愛知環状鉄道線(18)
運賃[編集]
大人普通旅客運賃(小児半額)。2014年4月1日改定[13][14]。
キロ数 運賃(円)
- 2.0 km 170
2.1 - 4.0 230
4.1 - 6.0 290
6.1 - 8.0 350
8.1km以上 370
第1種の身体障害者手帳を所持する身体障害者、第1種の療育手帳を所持する知的障害者、第1級の精神障害者保健福祉手帳(顔写真付きに限る)を所持する精神障害者には、介護人と同乗する場合に限り、障害者本人・介護人とも割引運賃(5割引)が適用される[15][9]。
カード・乗車券[編集]
manacaを除くリニモ各駅で販売されるすべての乗車券は、地下鉄線・愛知環状鉄道線など他社線は一切利用できない。
普通券:170円 - 370円(小人90 - 190円)で、各駅自動販売機で発売(全72種)。表面感熱・裏面磁気式軟券。小人券を改札に通すと「ピヨピヨピヨ」と雛の鳴き声が鳴る。
一日乗車券(Linimo 1DAYフリーきっぷ):リニモ全駅の自動券売機で購入可能。大人800円、小人400円。
manaca:名古屋市営地下鉄などでは2011年に導入していたが、東部丘陵線では2016年3月12日に導入し[7]、全駅で利用できる[8]。IC乗車カード全国相互利用サービスにも対応する[8]。
定期券:通勤定期券と通学定期券がある。藤が丘駅か八草駅の窓口(8時 - 20時)にて購入可能(通勤新規および継続の場合は両駅の自動券売機でも購入可)。それ以外の駅の場合は自動券売機で「定期券購入用乗車券」を一旦現金にて購入(大人・子供同額)して発売駅へ行く。この乗車券は出場の際に自動改札機で回収されないので、定期券購入時に返金してもらえる。manaca導入後は藤が丘駅で名古屋市営地下鉄東山線に乗り継ぐ場合に限り、リニモの各駅と名古屋市営地下鉄の各駅、さらにリニモから名古屋市営地下鉄を経由して名古屋市営バスを利用する場合はリニモの各駅と名古屋市営バスの各停留所間の連絡定期券が発売される(ただし、バスが絡む定期券は名古屋市交通局でのみ購入可能。また、藤が丘駅でリニモから名古屋市営バスに直接乗り継ぐ場合の連絡定期券の設定はない)。なお、manaca導入後も磁気定期券の販売は継続している。
入場券・往復乗車券はない。
乗車駅で改札を出ることは原則としてできない。また、運賃も返金されない。
過去には以下のカードや乗車券が発売されていた。
リニモカード:東部丘陵線(リニモ)でのみ使用できた独自規格のカード。各駅の自動券売機・窓口(藤が丘駅、愛・地球博記念公園駅(8:00 - 18:30)、八草駅)で発売していた。manaca導入に伴い、2016年3月11日限りで販売・新規積増は終了[7]、利用も2016年5月31日で終了した[注釈 8]。
下記3種類のカードは、プレミアムが付与される(従来のトランパスと同等)。2011年5月15日販売開始。
5000円券:販売額5000円・利用可能額5600円
3000円券:販売額3000円・利用可能額3300円
2000円券:販売額2000円・利用可能額2200円
下記2種類のカードは、プレミアム付与はない。
1000円券:販売額・利用可能額とも1000円。2011年5月14日以前から、藤ヶ丘駅と八草駅の窓口で販売されていた。受注生産のオリジナルカードもある。
500円券:販売額・利用可能額とも500円。受注生産専用のオリジナルカードで、1枚単位の販売はない。
カードの裏に印字される駅名の略号は、藤が丘駅:リニ藤(実際はリニが半角)、はなみずき通駅:はな、杁ヶ池公園駅:杁池、長久手古戦場駅:古戦、芸大通駅:芸大、公園西駅:公西、愛・地球博記念公園駅:公園(万博会場駅時代も同様)、陶磁資料館南駅:陶磁、八草駅:八草(万博八草駅時代も同様)。
トランパス:2012年2月29日で利用終了。現在はプレミアム分をのぞいた金額を払い戻している。2011年2月10日まで、愛知高速交通独自デザイン(100形電車)のSFパノラマカードがリニモ各駅の自動券売機で販売されていた。
当線の自動改札機はトランパスの2枚投入に対応せず、事前に自動券売機でのトランパスを積み増しておく必要があった。同様に、トランパスとリニモカードの併用もできなかった。
2012年2月28日までは藤が丘駅で名古屋市営地下鉄東山線にトランパス1枚で乗り換えできていたが、2012年2月29日から2016年3月12日のICカード乗車券導入までの間は、東山線と東部丘陵線相互の乗り換えの際にはICカード乗車券とリニモカードが各々必要であった。なお、八草駅で接続する愛知環状鉄道は、すべてのICカード乗車券に対応していないため、同種の問題はない。
2011年2月1日より、回数乗車券(11枚で10枚分の値段)が販売されていた。これもmanaca導入に伴い、2016年3月11日限りで販売終了[7]。
グッズ[編集]
「リニモ運転席展望」DVD
リニもなか - マックスバリュ藤が丘店で販売。
リニモチョロQ
リニモ携帯ストラップ
リニモシャープペン
乗務員キューピー
マフラータオル
リニモ乗務員カバン
駅名キーホルダー
ポストカードAセット・Bセット - 藤が丘駅、愛・地球博記念公園駅(8時 - 18時30分)、八草駅、JR名古屋駅新幹線地下街エスカ「なごみゃ」、または通販で取扱い。
ダイキャスト模型(1/100スケール)
ハシ鉄(リニモ100形モデル)
リニモコロコロペン
八草みずきマグカップ
リニモ合格祈願お守り
写真集[編集]
八草駅-陶磁資料館南駅間を走る100形車両。
万博会場駅(現「愛・地球博記念公園駅」)
2005年9月撮影。はなみずき通駅-杁ヶ池公園駅間の高架の上を走る車両。
2005年9月撮影。車両運転席。
2007年1月撮影。車両運転席(カバーを閉じた状態)
脚注[編集]
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注釈[編集]
^ 愛知県道6号力石名古屋線は、東部丘陵線開業と同時に路線を地上からなぞるようルート変更された。
^ ただし、走行性能の高さを考慮すれば、差は小さいとも言える。
^ 当初計画時には、総事業費は約1,075億円、このうち愛知高速交通施工分は約405億円とされていた。
^ ただし、安全上の正常な動作でありトラブルではない。同様の事例は、神戸ポートアイランド博覧会会期中の神戸新交通ポートアイランド線等でも発生している。
^ 例えばリニモと接続する名古屋市営地下鉄や愛知環状鉄道と比較した場合、2キロ以上の乗車ではリニモの方が割高になり、藤が丘 - 八草に相当する8.9キロの乗車では名古屋市営地下鉄より100円、愛知環状鉄道より90円割高になる。
^ それに加えて、愛知学院大学からは名古屋駅・栄への直通バスが毎時2 - 3本運行されている。
^ ただし、これは愛知ぽぷかる聖地化計画の公式キャラクターであって、愛知高速交通としての公式キャラクターではない。
^ なお、ICカード乗車券対応の自動改札機はリニモカード非対応であったため、manaca導入後もリニモカードの継続利用期間中は各駅ともICカード導入前の従来型の自動改札機を一定数残し、リニモカード利用者にこの改札を通るよう促していた。
出典[編集]
^ a b 平成25 年3 月16 日(土)よりリニモのダイヤ改正を実施します (PDF) - 愛知高速交通、2013年2月5日
^ a b 平成28年12月4日(日)にリニモのダイヤ改正を行います (PDF) - 愛知高速交通、2016年11月2日
^ 05A11060 鉄道車両 - Good Design Award
^ 奥田豊久・加藤貢司「東部丘陵線の整備と愛知万博について 常電導磁気浮上式システム(HSST)の導入 (PDF) 」『Consultant』Vol.222、建設コンサルタンツ協会、2004年、pp.52-55
^ a b 国土交通省鉄道局監修『鉄道要覧』平成18年度版、電気車研究会・鉄道図書刊行会、p.245
^ 外山勝彦「鉄道記録帳2002年11月」、『RAIL FAN』第50巻第2号、鉄道友の会、2003年2月1日、 20頁。
^ a b c d リニモにおけるICカード「manaca」のサービス開始日について (PDF) - 愛知高速交通、2016年1月29日
^ a b c リニモでmanacaが使えるようになります (PDF) - 愛知高速交通、2015年5月29日
^ a b 精神障害者への割引運賃の適用について (PDF) - 愛知高速交通、2016年6月23日
^ a b “中日新聞:リニモ 借金完済へ 2年で163億円、愛知県など支援”. 中日新聞 (中日新聞社). (2014年1月29日). オリジナルの2014年2月1日時点によるアーカイブ。 2017年8月14日閲覧。
^ 川島令三、草思社「全国鉄道事情大研究 名古屋都心部・三重篇」p.30 (ISBN 479420700X / ISBN 978-4794207005) 1996年6月26日第1刷発行
^ 平成27年度決算公告 (PDF) - 愛知高速交通
^ 消費税率引上げに伴う旅客運賃の改定申請を行いました (PDF) - 愛知高速交通、2014年1月17日(2014年4月7日閲覧)
^ 消費税率引上げに伴う旅客運賃の改定認可および届出について (PDF) - 愛知高速交通、2014年3月6日(2014年4月7日閲覧)
^ Linimo 運賃・時刻表 - 愛知高速交通、2016年11月24日閲覧
参考文献[編集]
「リニモと まちと 私たち - リニモ10周年記念写真集」 2015年2月28日 リニモねっと、愛知高速交通株式会社
関連項目[編集]
ウィキメディア・コモンズには、愛知高速交通東部丘陵線に関連するメディアがあります。
日本の鉄道路線一覧
リニモカード
2005年日本国際博覧会
名鉄築港線
文化の妖精ぽぷかる
外部リンク[編集]
愛知高速交通
リニモ maglev.in
愛知の公式観光ガイド AICHI NOW リニモ
[表示]
表 話 編 歴
日本の旗日本の新交通システム
カテゴリ: 中部地方の鉄道路線第三セクター路線愛知高速交通日本の新交通システム磁気浮上式鉄道愛知県の交通