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長考 囲碁 - 検索
日本囲碁連盟 囲碁用語 より
長考
長い時間考えること。
囲碁は、陣地を囲むゲームです。
RPGゲームやアクションゲームとは異なる思考で次の一手を考える、面白いゲームです。
将棋、チェスと並ぶ、究極の思考ゲームとも言われます。
ブラウザーのみで動作するケースを特に囲碁ブラウザゲームと称することもあります。
専用ソフト使用の囲碁ゲームも多々あります。
碁を知りたい。
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対局(専用)ソフトを使用しません。ブラウザーのみで動作します。インストール不要なので不安がありません。
一般的なゲームでは、「礼」に重きをおきませんが、知的ゲームでは、礼を重んじる利用者が多いので、礼を心がけたいものです。
将棋に「ハサミ将棋」や「山崩し」があるように、囲碁にも「ポン抜きゲーム」/「石取りゲーム」があります。基本となる「アタリ」の習得に有用です。
ドンジャラも麻雀の基礎ルールの説明には有用ですね。
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Wikipediaの記事を引用/参考します。(CC BY-SA 3.0)
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Wikipediaの記事を引用/参考します。(CC BY-SA 3.0)
根室本線
JR logo (hokkaido).svg 根室本線
根室本線を走行する特急「スーパーおおぞら」(尺別 - 音別間)
根室本線を走行する特急「スーパーおおぞら」
(尺別 - 音別間)
基本情報
通称 花咲線(釧路 - 根室間)
国 日本の旗 日本
所在地 北海道の旗 北海道
種類 普通鉄道(在来線・幹線)
起点 滝川駅
終点 根室駅
駅数 一般駅:5駅[注釈 1]
旅客駅:58駅
貨物駅:2駅
信号場:9か所
路線記号 ○A(滝川駅)
○T(東滝川 - 落合間)
○K(新得 - 釧路間)
○B(東釧路駅)
路線記号については当該記事も参照
開業 1900年12月2日(北海道官設鉄道十勝線)
1901年7月20日(北海道官設鉄道釧路線)
全通 1921年8月5日
民営化 1987年4月1日
所有者 JR logo (hokkaido).svg 北海道旅客鉄道(JR北海道)
運営者 JR logo (hokkaido).svg 北海道旅客鉄道(JR北海道)
(全線 第一種鉄道事業者)
JR logo (freight).svg 日本貨物鉄道(JR貨物)
(滝川 - 富良野間・東鹿越 - 釧路間 第二種鉄道事業者)
車両基地 釧路運輸車両所
使用車両 使用車両の節を参照
路線諸元
路線距離 443.8 km
軌間 1,067 mm(狭軌)
線路数 全線単線
電化方式 全線非電化
閉塞方式 自動閉塞式
(滝川 - 東釧路間)
特殊自動閉塞式(電子符号照査式)
(東釧路 - 根室間)
保安装置 ATS-DN
最高速度 120 km/h(上落合信号場 - 帯広駅間)
110 km/h(帯広駅 - 釧路駅間)
95 km/h(滝川駅 - 上落合信号場間)
85 km/h(釧路駅 - 厚床駅間)
80 km/h(厚床駅 - 根室駅間[1])
[折り畳む]路線図
JR Nemuro Main Line linemap.svg
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[表示]停車場・施設・接続路線
根室本線(ねむろほんせん)は、北海道滝川市の滝川駅から帯広市および釧路市を経て根室市の根室駅を結ぶ北海道旅客鉄道(JR北海道)の鉄道路線(幹線)である。このうち、釧路駅 - 根室駅間には「花咲線」(はなさきせん)の愛称が付けられている。
目次 [非表示]
1 概要
1.1 存廃問題
1.2 路線データ
2 区間別の利用状況
2.1 輸送密度
2.2 収支・営業係数
3 歴史
3.1 年表
3.1.1 旭川 - 富良野間
3.1.1.1 北海道官設鉄道十勝線
3.1.1.2 国有鉄道十勝線→釧路線
3.1.2 滝川 - 富良野 - 新得 - 帯広間
3.1.2.1 北海道官設鉄道十勝線
3.1.2.2 国有鉄道十勝線→釧路線→釧路本線
3.1.3 帯広 - 釧路間
3.1.3.1 北海道官設鉄道釧路線
3.1.3.2 国有鉄道釧路線→釧路本線
3.1.4 釧路 - 根室間
3.1.4.1 国有鉄道釧路本線
3.1.5 根室本線全通以後
3.1.6 民営化以後
4 運行形態
4.1 広域輸送
4.2 地域輸送
4.2.1 滝川駅 - 新得駅間
4.2.2 上落合信号場・新得駅 - 帯広駅 - 釧路駅間
4.2.2.1 滝川発釧路行普通2427D列車
4.2.3 釧路駅 - 根室駅間(花咲線)
4.3 貨物輸送
4.4 エゾシカによる運行支障
5 使用車両
5.1 現在の使用車両
5.1.1 特急列車
5.1.2 普通列車
5.2 過去の使用車両
5.2.1 特急列車
5.2.2 急行・準急列車
6 駅一覧
6.1 廃止区間
6.1.1 1966年10月1日廃止区間
6.1.2 貨物線
6.2 廃駅・廃止信号場
6.3 過去の接続路線
7 脚注
7.1 注釈
7.2 出典
7.3 報道発表資料
7.4 新聞記事
8 参考文献
8.1 資料
8.2 書籍
8.3 雑誌
9 関連項目
10 外部リンク
概要[編集]
全線単線の非電化路線で、JRの幹線路線としては日本最東端となる。さらに支線部を含めない鉄道路線としてはJR北海道最長路線でもある(支線部を含めた鉄道路線では函館本線がJR北海道最長)。
新得駅 - 帯広駅 - 釧路駅間は、石勝線とともに札幌市と帯広市・釧路市を結ぶ幹線ルートの一部となっている。一方、滝川駅 - 富良野駅 - 新得駅間と釧路駅 - 根室駅間は地域輸送のみのローカル線となっている。
存廃問題[編集]
2016年(平成28年)11月18日、JR北海道は厳しい経営状況を理由に「自社単独で維持することが困難な路線」として、10路線13区間を発表した[報道 1]。根室本線のうち、新得駅 - 帯広駅間はJR北海道単独で維持可能、帯広駅 - 釧路駅間は当面、JR北海道による運営・維持を継続するものの、地上設備の管理を行う北海道高速鉄道開発との関連で検討を進めるとしている。一方、滝川駅 - 富良野駅間、釧路駅 - 根室駅間は『自社単独では老朽土木構造物の更新を含め「安全な鉄道サービス」を持続的に維持するための費用を確保できない線区』とされ[報道 1]、今後は経費節減や運賃値上げ、利用促進策、上下分離方式への転換などを軸に沿線自治体と協議する予定である。富良野駅 - 新得駅間は『持続可能な交通体系とするためにバス等への転換について地域の皆様と相談を開始します。』とされ[報道 1]、路線を廃止しバス等へ転換することを沿線自治体と協議する予定である。[報道 2]。
路線データ[編集]
管轄(事業種別)・区間(営業キロ)
北海道旅客鉄道(第一種鉄道事業者)
滝川駅 - 帯広駅 - 根室駅:443.8 km
上落合信号場 - 新得駅間 (23.9 km) は石勝線と重複。滝川駅 - 落合駅間が本社鉄道事業本部、落合駅(構内除く) - 根室駅間が釧路支社の管轄である。
日本貨物鉄道(第二種鉄道事業者)
滝川駅 - 富良野駅:54.6 km
東鹿越駅 - 釧路駅:213.6 km
軌間:1,067 mm(狭軌)
駅数:65駅・9信号場(起終点駅含む)[注釈 1]
一般駅:5駅
旅客駅:58駅
貨物駅:2駅
信号場:9か所
複線区間:なし(全線単線)
電化区間:なし(全線非電化)
閉塞方式:
自動閉塞式 滝川駅 - 東釧路駅間
特殊自動閉塞式(電子符号照査式) 東釧路駅 - 根室駅間
交換可能な駅は駅一覧を参照。
最高速度(2014年8月30日現在)[報道 3][報道 4][報道 5][新聞 1]:
120 km/h(上落合信号場 - 帯広駅間)
110 km/h(帯広駅 - 釧路駅間)
95 km/h(滝川駅 - 上落合信号場間)
85 km/h(釧路駅 - 厚床駅間)
80 km/h(厚床駅 - 根室駅間[1])
区間別の利用状況[編集]
輸送密度[編集]
区間ごとの輸送密度は以下の通り。新得駅 - 帯広駅間については、実質的に一体化した運用を行っている石勝線(南千歳駅 - 新得駅間)と総合して計算したものが公表されている[報道 6]。
年度 輸送密度(人/キロ/日)
滝川駅 - 新得駅間 南千歳駅 - 帯広駅間 帯広駅 - 釧路駅間 釧路駅 - 根室駅間
全体 滝川駅 - 富良野駅間 富良野駅 - 新得駅間
1975年(昭和50年)度[報道 7] 6,608 6,271 1,879
2012年(平成24年)度[報道 8] 289 433
2013年(平成25年)度[報道 8] 284 428
2014年(平成26年)度[報道 9][報道 6] 277 460 155 4,270 2,259 436
2015年(平成27年)度[報道 10][報道 11] 488 152 4,213 2,266 449
収支・営業係数[編集]
区間ごとの収支(営業収益、営業費用、営業損益)と営業係数は以下の通り。いずれも管理費を含めた金額である[報道 6]。▲はマイナスを意味する。なお、新得駅 - 帯広駅間については、実質的に一体化した運用を行っている石勝線(南千歳駅 - 新得駅間)と総合して計算したデータが公表されている[報道 6]。
滝川駅 - 富良野駅間
年度 収支(百万円) 営業係数
(円)
営業収益 営業費用 営業損益
2014年(平成26年)度[報道 6] 120 1,148 ▲1,028 953
2015年(平成27年)度[報道 11] 130 1,313 ▲1,183 1,010
富良野駅 - 新得駅間
年度 収支(百万円) 営業係数
(円)
営業収益 営業費用 営業損益
2014年(平成26年)度[報道 6] 60 952 ▲892 1,591
2015年(平成27年)度[報道 11] 56 1,035 ▲979 1,854
南千歳駅 - 帯広駅間
年度 収支(百万円) 営業係数
(円)
営業収益 営業費用 営業損益
2014年(平成26年)度[報道 6] 6,337 8,266 ▲1,929 130
2015年(平成27年)度[報道 11] 6,274 7,961 ▲1,686 127
帯広駅 - 釧路駅間
年度 収支(百万円) 営業係数
(円)
営業収益 営業費用 営業損益
2014年(平成26年)度[報道 6] 2,217 5,451 ▲3,234 246
2015年(平成27年)度[報道 11] 2,186 5,473 ▲3,288 250
釧路駅 - 根室駅間
年度 収支(百万円) 営業係数
(円)
営業収益 営業費用 営業損益
2014年(平成26年)度[報道 6] 247 1,247 ▲1,000 505
2015年(平成27年)度[報道 11] 258 1,334 ▲1,076 517
歴史[編集]
1896年(明治29年)5月14日に公布された北海道鉄道敷設法により、北海道内における1,000 哩(約1,600km)の鉄道整備が決まり、北海道庁長官の北垣国道はルート選定のための踏査を帝国大学工科大学教授の田辺朔郎に依頼[注釈 2]。田辺は帝国大学を後にし、北海道庁鉄道敷設部長として踏査にあたった。
十勝ルートの踏査にあたっては、樹木が繁茂し見通しのきかない夏期を避け、初春の堅雪の季節に2名の鉄道技師と数名の荷物運搬人らとともに旭川を出発。ヒグマやオオカミが跋扈する原生林や、蚊やアブや蜂が飛び交う湿地など未開の地を歩き、地形、地質、経済効果、資材の入手方法など細部にわたって釧路までの間を20日間かけ踏査した。当初はサホロ岳の北方が最適かと見当をつけていたが、踏査の結果、現在の国道38号線にほぼ沿う旧狩勝トンネルルートを最適とし、田辺はここに「狩勝峠」と名付けた。後に田辺が完成した鉄路で釧路を訪れた際、「12時間もの間さぞご退屈だったでしょう」との労いの声に「私が以前ここへ来たときは20日かかりました。昔日のことを思えばわずか12時間でこの地を通過するのはなんだかもったいないように思います」と応えたという。
ルート決定後、旭川と釧路を結ぶ幹線鉄道として北海道官設鉄道によって旭川、釧路双方から着工された。旭川側は1899年(明治32年)9月1日に旭川 - 美瑛間が、釧路側は1901年(明治34年)7月20日に釧路 - 白糠間が開業したのを皮切りに、1907年(明治40年)9月8日には狩勝トンネルの完成をもって、狩勝峠を含む落合 - 帯広間が開業。旭川 - 釧路間が全通し、釧路線(くしろせん)となった。
1913年(大正2年)11月10日に、滝川 - 下富良野(現在の富良野)間の新線が開業し、起点を旭川から滝川に変更。線路名称は釧路本線(くしろほんせん)となり、旭川 - 富良野間は富良野線(ふらのせん)として分離した。
以後は、釧路以東への延伸が行われ、1917年(大正6年)12月1日に厚岸、1919年(大正8年)11月25日に厚床、1920年(大正9年)11月10日に西和田、1921年(大正10年)8月5日に根室まで延伸し全通、同時に線路名称を根室本線に改めた。
以来、道央と道東を結ぶ主要幹線としての地位を保っているが、1966年(昭和41年)10月1日に落合 - 新得間の狩勝峠の区間を新線に切り替え、1981年(昭和56年)10月1日には短絡ルートとなる石勝線の開業により、道央と十勝釧路を結ぶほとんどの列車運転系統が従来の滝川経由から石勝線経由に変更され、大幅な到達時間の短縮が図られた。この変更により、根室本線においては新狩勝トンネル以北を通過する優等列車はほとんどなくなった。さらに1994年(平成6年)1月20日には、釧路市と帯広市の出資による「道東高速鉄道開発」(本社 札幌市、現在の北海道高速鉄道開発の前身)が設立され、石勝線とともに根室本線の新狩勝トンネル - 釧路間の高速化改良事業が実施された。この事業は1997年(平成9年)3月22日に完成し、札幌駅 - 帯広駅・釧路駅間の大幅な所要時間短縮を実現した[3]。
年表[編集]
旭川 - 富良野間[編集]
北海道官設鉄道十勝線[編集]
1899年(明治32年)
9月1日:北海道官設鉄道十勝線(とかちせん)として、旭川駅 - 美瑛駅間が開業[4]。同区間に辺別駅(現在の西神楽駅、一般駅・直営駅)[5]、美瑛駅(一般駅・直営駅)[5]を開設。
11月15日:十勝線の美瑛駅 - 上富良野駅間が延伸開業[4]。同区間に上富良野駅(一般駅・直営駅)を開設[5]。
1900年(明治33年)8月1日:十勝線の上富良野駅 - 下富良野駅間が延伸開業[4]。同区間に中富良野駅(一般駅・直営駅)[5]、下富良野駅(現在の富良野駅、一般駅・直営駅)[6][5]を開設。
国有鉄道十勝線→釧路線[編集]
1905年(明治38年)4月1日:十勝線の旭川駅 - 下富良野駅( - 落合駅)間が逓信省鉄道作業局(国有鉄道)に移管[7][8]。旭川駅の読みを「あさひかわ」から「あさひがわ」に変更[9]。
1909年(明治42年)10月12日:国有鉄道線路名称制定に伴い、十勝線と釧路線が統合され、旭川駅 - 下富良野駅( - 帯広駅 - 釧路駅(初代))間が釧路線となる[新聞 2]。
1913年(大正2年)11月10日:釧路本線の滝川駅 - 下富良野駅間 (57.6km) が開業[8][10][新聞 3]。これに伴い、下富良野駅 - 旭川駅間 (54.8 km) が釧路本線(くしろほんせん)から分離され、富良野線(ふらのせん)に改称(以降は富良野線を参照)[4]。
滝川 - 富良野 - 新得 - 帯広間[編集]
北海道官設鉄道十勝線[編集]
1900年(明治33年)12月2日:十勝線の下富良野駅 - 鹿越駅間が延伸開業[10]。同区間に山部信号停車場、金山駅(一般駅・直営駅)[6]、鹿越駅(一般駅・直営駅)[5][11]を開設。
1901年(明治34年)
4月1日:山部信号停車場が一般駅に昇格し、山部駅(直営駅)となる[6]。
9月3日:十勝線の鹿越駅 - 落合駅間が延伸開業[10]。同区間に落合駅(一般駅・直営駅)を開設[7][6]。
1902年(明治35年)12月6日:金山駅 - 落合駅間に幾寅駅(一般駅・直営駅)を開設[6]。
国有鉄道十勝線→釧路線→釧路本線[編集]
1905年(明治38年)4月1日:十勝線の(旭川駅 - )下富良野駅 - 落合駅間が逓信省鉄道作業局(国有鉄道)に移管[7][8]。
1907年(明治40年)9月8日:十勝線の落合駅 - 帯広駅間が延伸開業し[7]、十勝線が全通[注釈 3][7][10]。同区間に狩勝給水給炭所[注釈 4][2]、新内信号所[注釈 5]、新得駅(一般駅・直営駅)[6]、清水駅(一般駅・直営駅)[6]、佐念頃駅(一般駅・直営駅)[13][6]、芽室駅(一般駅・直営駅)[6]、伏古駅(一般駅・直営駅)[6]を開設。
1909年(明治42年)
10月12日:国有鉄道線路名称制定に伴い、十勝線と旧・釧路線が統合され、(旭川駅 - )下富良野駅 - 帯広駅( - 釧路駅(初代))間が釧路線となる[新聞 2]。
12月15日:新内駅における旅客・貨物の取り扱いを開始し、一般駅となる[5]。旅客・貨物の取り扱いを開始。
1913年(大正2年)
10月1日:山部駅 - 金山駅間に下金山駅(一般駅・直営駅)を開設[6]。
11月10日:滝川駅 - 下富良野駅間 (57.6km) が開業[8][10][新聞 3]。同区間に幌倉駅(一般駅・直営駅)[6]、上赤平駅(一般駅・直営駅)[6]、平岸駅(一般駅・直営駅)[6]、下芦別駅(一般駅・直営駅)[6]、野花南駅(一般駅・直営駅)[6]、奔茂尻駅(一般駅・直営駅)[5]、島ノ下駅(一般駅・直営駅)[6]を開設。滝川駅 - 下富良野駅 - 帯広駅( - 釧路駅(初代))間が釧路本線(くしろほんせん)に改称[8][10][14]。
11月16日:函館駅 - 釧路駅(初代)間の直通旅客列車が幌倉経由で運行開始[10]。
1918年(大正7年)12月28日:上赤平駅 - 平岸駅間に茂尻駅(貨物駅・直営駅)を開設[6]。
1920年(大正9年)1月16日:下芦別駅 - 野花南駅間に上芦別駅(一般駅・直営駅)を開設[6]。
帯広 - 釧路間[編集]
北海道官設鉄道釧路線[編集]
1901年(明治34年)7月20日:北海道官設鉄道釧路線(くしろせん)として、白糠駅 - 釧路駅(初代)間が開業[15][16][14]。同区間に白糠駅(一般駅・直営駅)[13][15][6]、庶路駅(一般駅・直営駅)[15][6][16]、大楽毛駅(一般駅・直営駅)[15][6][16]、釧路駅(初代、一般駅・直営駅)[6][16]を開設。釧路機関庫を設置[7]。
1903年(明治36年)
3月1日:釧路線の音別駅 - 白糠駅間が延伸開業[14]。同区間に音別駅(一般駅・直営駅)を開設[15][6]。
12月25日:釧路線の浦幌駅 - 音別駅間が延伸開業[14]。同区間に浦幌駅(一般駅[13]・直営駅)[15][6]、厚内駅(一般駅・直営駅)[15][6]を開設。
1904年(明治37年)
8月12日:釧路線の豊頃駅 - 浦幌駅間が延伸開業[14]。同区間に豊頃駅(一般駅・直営駅)を開設[15][6]。
12月15日:釧路線の利別駅 - 豊頃駅間が延伸開業[14]。同区間に利別駅(一般駅・直営駅)[15][6]、池田駅(一般駅・直営駅)[15][6]を開設。
国有鉄道釧路線→釧路本線[編集]
1905年(明治38年)
4月1日:釧路線の利別駅 - 釧路駅(初代)間が逓信省鉄道作業局(国有鉄道)に移管[7][8]。
10月21日:釧路線の帯広駅 - 利別駅間が延伸開業し、釧路線が全通[14]。同区間に帯広駅(一般駅・直営駅)[15][6]、止若駅(一般駅・直営駅)[15][6]を開設。
1907年(明治40年)10月25日:厚内駅 - 音別駅間に直別駅(一般駅・直営駅)を開設[15][6]。
1909年(明治42年)10月12日:国有鉄道線路名称制定に伴い、十勝線と旧・釧路線が統合され、(旭川駅 - 下富良野駅 - )帯広駅 - 釧路駅(初代)間が釧路線となる[新聞 2]。
1910年(明治43年)
1月7日:帯広駅 - 止若駅間に札内駅(一般駅・直営駅)[15][6]、豊頃駅 - 浦幌駅間に下頃部駅(一般駅・直営駅)[15][6]を開設。
12月1日:浦幌駅 - 厚内駅間に上厚内信号所を開設[15]。
1911年(明治44年)
7月1日:函館駅 - 釧路駅(初代)間3・4列車に一等寝台車連結開始。列車電灯・貫通ブレーキ使用開始。
12月15日:池田駅 - 豊頃駅間に十弗駅(一般駅・直営駅)を開設[15][6]。
1913年(大正2年)
6月2日:釧路機関庫設置(北海道鉄道管理局の事務上制定)[7]。
11月10日:滝川駅 - 下富良野駅間 (57.6km) の開業に伴い[8][10][新聞 3]、(滝川駅 - 下富良野駅 - )落合駅 - 釧路駅(初代)間が釧路本線に改称[8][10][14]。
12月1日:音別駅 - 白糠駅間に波若信号所を開設[13]。
1916年(大正5年)4月1日:函館駅 - 釧路駅(初代)間1・2列車に食堂車(和食)連結開始。
1917年(大正6年)12月1日:大楽毛駅 - 浜釧路駅(初代)間に釧路駅(2代目、旅客駅・直営駅)を開設[7][16]。これに伴い、釧路駅(2代目) - 浜釧路駅(初代)間 (1.8km) の旅客営業を廃止し、貨物線に変更[17]。釧路駅(初代)が貨物駅に変更され、浜釧路駅(初代、直営駅)に改称[注釈 6][18][16]。
1920年(大正9年)4月1日:直別駅 - 音別駅間に尺別駅(貨物駅[2][16]・直営駅)を開設[15][6]。当初は側線の車扱貨物のみ取り扱い[注釈 7][2][16]。
釧路 - 根室間[編集]
国有鉄道釧路本線[編集]
1917年(大正6年)12月1日:釧路本線の釧路駅(2代目) - 浜厚岸駅間が延伸開業 (47.8km) [7][15][17]。同区間に上別保駅(一般駅・直営駅)[15][6]、上尾幌駅(一般駅・直営駅)[15][6]、尾幌駅(一般駅・直営駅)[15][6]、門静信号場[15][6]、厚岸駅(旅客駅・直営駅)[15][6]、浜厚岸駅(貨物駅・直営駅)[15][5]を開設。厚岸駅 - 浜厚岸駅間 (1.2km) は貨物線。
1919年(大正8年)11月25日:厚岸駅 - 厚床駅間 (42.9km) が延伸開業[15][17]。同区間に糸魚沢駅(一般駅・直営駅)[15][6]、茶内駅(一般駅・直営駅)[15][6]、浜中駅(一般駅・直営駅)[15][6]、姉別駅(一般駅・直営駅)[15][6]、厚床駅(一般駅・直営駅)[15][5]を開設。厚岸駅 - 浜厚岸駅間 (1.2km) の貨物線が支線となる[15]。
1920年(大正9年)11月10日:厚床駅 - 西和田駅間 (34.7km) が延伸開業[15][17]。同区間に初田牛駅(一般駅・直営駅)[15][5]、別当賀駅(一般駅・直営駅)[15][5]、落石駅(一般駅・直営駅)[15][5]、西和田駅(一般駅・直営駅)[15][5]を開設。
根室本線全通以後[編集]
1921年(大正10年)8月5日:西和田駅 - 根室駅間 (10.2km) の延伸開業に伴い全通[8][15][17]。同区間に花咲駅(一般駅・直営駅)[5][15]、根室駅(一般駅・直営駅)[15][5]を開設。滝川駅 - 根室駅間を根室本線(ねむろほんせん)と改称[8][17]。
1922年(大正11年)
4月1日:狩勝給水給炭所、上厚内信号所、波若信号所が信号場に変更され、狩勝信号場[注釈 4][2]、上厚内信号場[15]、波若信号場[13]となる。
10月15日:佐念頃駅が御影駅に改称[13][18]。
10月23日:門静信号場が一般駅に昇格し、門静駅となる[15]。
1923年(大正12年)
9月25日:釧路駅(2代目) - 天寧駅間の貨物支線 (2.0M≒3.2km[注釈 8]) が開業[新聞 4]。同区間に天寧駅(貨物駅・直営駅)を開設[5][新聞 4]。
12月25日:大楽毛駅 - 釧路駅(2代目)間に新富士駅(一般駅・直営駅)を開設[6][16]。
1925年(大正14年)
2月1日:尺別駅における一般貨物の取り扱いを開始[16]。
3月16日:釧路駅(2代目) - 上別保駅間に別保信号場を開設[21][新聞 5]。この時点では釧路駅(2代目) - 別保信号場間の距離が1.8M≒2.9km、別保信号場 - 上別保駅間の距離が3.5M≒5.6km、別保信号場 - 天寧駅間の距離が1.0M≒1.6km[新聞 5]。
1926年(大正15年)
7月15日:茂尻駅における旅客・荷物の取り扱いが開始され、一般駅となる。
8月1日:上厚内信号場が一般駅に昇格し、上厚内駅(直営駅)となる[15][6]。
1927年(昭和2年)
9月15日:釧網線(現在の釧網本線)の開業に伴い、釧路駅 - 別保信号場間が根室本線と釧網線の重複区間となり、別保信号場が両路線の施設上の分岐点となる。
12月26日:下富良野駅 - 山部駅間に布部駅(一般駅・直営駅)を開設[6]。
1928年(昭和3年)11月11日:別保信号場が一般駅に昇格し、東釧路駅となる[22][6]。釧網線と根室本線の分岐駅が釧路駅(2代目)から東釧路駅に変更され[22]、釧路駅(2代目) - 東釧路駅間の重複区間が解消。
1930年(昭和5年)
4月1日:尺別駅が一般駅に変更され、旅客・荷物の取り扱いを開始[15][16]。
4月15日:姉別駅[15]が簡易駅(旅客駅)となる(その後一般駅に戻る)。
1931年(昭和6年)
4月1日:西和田駅[15]が簡易駅(旅客駅)となる。
4月7日:波若信号場が閉鎖[13]。
1934年(昭和9年)
5月14日:糸魚沢駅[15]が簡易駅(旅客駅)となる。
8月12日:根室駅 - 根室港駅間の貨物支線 (1.2km) が開業[15][17]。同区間に根室港駅(貨物駅・直営駅)を開設[15][5]。
11月20日:清水駅が十勝清水駅に改称[18]。
1935年(昭和10年)
2月:厚岸駅に入換用機関車DB10形を配置。
10月1日:西和田駅[15]が一般駅に戻る。
1936年(昭和11年)9月:糸魚沢駅[15]が再び一般駅となる。
1937年(昭和12年)12月1日:釧路駅(2代目)における貨物の取り扱いが再開(一般駅に戻る)[23]。
1938年(昭和13年):波若信号場を廃止[注釈 9]。
1940年(昭和15年)
1月15日:釧路駅(2代目) - 天寧駅間の貨物支線を廃止し、東釧路駅 - 天寧駅間の貨物支線が開業[新聞 6]。貨物支線の起点が釧路駅(2代目)から東釧路駅に変更され、キロ数が1.5kmとなる (-1.5km) [新聞 6]。この時、天寧駅本屋(構内はそのまま貝塚町)が東釧路駅北方から材木町に移転したとされる。
10月10日:函館駅 - 釧路駅(2代目)間に急行列車1往復設定[10]。釧路駅(2代目) - 根室駅間は普通列車として運行された。
1941年(昭和16年)
3月28日:白糠駅 - 庶路駅間に西庶路信号場を開設[15]。
4月9日:西庶路信号場における専用線発着貨物の取り扱いが開始。
12月29日:金山駅 - 幾寅駅間に東鹿越信号場を開設。同信号場における専用線発着貨物の取り扱いが開始。
1942年(昭和17年)
4月1日:下富良野駅、下頃部駅をそれぞれ富良野駅[18]、新吉野駅[15][18]に改称。浜釧路駅(初代)における小荷物(特別扱雑誌)の取り扱いが開始。
6月13日:釧路駅(2代目)における石炭車扱貨物の取り扱いを開始[23]。
1943年(昭和18年)6月15日:上赤平駅を赤平駅に改称[18]。
1946年(昭和21年)
3月1日:東鹿越信号場が一般駅に昇格し、東鹿越駅となる[6]。
5月1日:下芦別駅、奔茂尻駅をそれぞれ芦別駅[18][新聞 7]、滝里駅[新聞 7]に改称。
1949年(昭和24年)6月1日:公共企業体日本国有鉄道(国鉄)に移管。
1951年(昭和26年)
4月1日:狩勝信号場、西庶路信号場が仮乗降場に変更され(旅客の取り扱いを開始)、狩勝信号場(仮乗降場)[注釈 10][2]、西庶路仮乗降場(局設定)[15]となる。
5月17日:釧路発函館行きの上り急行「まりも」が新得駅を出発後、狩勝峠にさしかかった地点で脱線し、機関士1名が負傷。何者かが故意にレールをずらしたことが原因とされるが、犯人は特定されず(まりも号脱線事件)。
1952年(昭和27年)
3月5日:西庶路信号場が一般駅に昇格し、西庶路駅(直営駅)となる[15][6]。
11月15日:上別保駅が別保駅に改称[15][18]。
1954年(昭和29年)
7月1日:音別駅 - 白糠駅間に古瀬信号場(有人)を開設[15]。
9月1日:浜釧路駅(初代)における小荷物(特別扱雑誌)の取り扱いが終了。
11月10日:幌倉駅、伏古駅をそれぞれ東滝川駅[10][18]、西帯広駅[10][18]に改称。
1955年(昭和30年)12月1日:帯広駅 - 根室駅間で気動車運転開始。
1956年(昭和31年)5月20日:急行「まりも」に三等寝台車復活[10]。
1958年(昭和33年)
9月10日:十勝清水駅 - 御影駅間に羽帯駅(旅客駅・無人駅)を開設[6]。
10月1日:函館駅 - 釧路駅(2代目)間の準急を「狩勝」と命名[25]。
1959年(昭和34年)
9月22日:釧路駅(2代目) - 根室駅間に準急「ノサップ」新設[17]。
10月7日:札内駅 - 止若駅間に稲士別仮乗降場(局設定)を開設[15]。
1960年(昭和35年)1月1日:花咲駅[13]における貨物の取り扱いが終了(旅客駅となる)。
1961年(昭和36年)
2月1日:落石駅 - 西和田駅間に昆布盛駅(旅客駅・無人駅)を開設[17][5]。
4月1日:花咲駅が業務委託駅となる[15]。
4月15日:準急「狩勝」を急行に格上げ[25]。
9月1日:花咲駅 - 根室駅間に東根室駅(旅客駅・無人駅)を開設[17][5]。
9月20日:東滝川駅、滝里駅、島ノ下駅における貨物の取り扱いが終了(旅客駅となる)。
10月1日:滝川駅 - 東滝川駅間に一ノ坂信号場(有人[26])を開設。
1962年(昭和37年)
1月15日:別保駅[15]における貨物の取り扱いが終了(旅客駅となる)。東釧路駅、西和田駅[15]における車扱貨物の取り扱いが終了。
5月1日:帯広駅 - 釧路駅(2代目)間に準急「ぬさまい」新設[14]。札幌駅・旭川駅 - 釧路駅(2代目)間(旭川発着編成は富良野線経由)に急行「狩勝」増発[25]。
8月4日:豪雨による道床流失および築堤決壊に伴い、野花南駅 - 新内駅間が不通となる(同年9月2日に復旧)[10]。
9月30日:東滝川駅 - 赤平駅間に幌岡信号場(有人[26])、平岸駅 - 芦別駅間に高根信号場を開設。
10月1日:函館駅 - 旭川駅間で運転していた特急「おおぞら」を滝川駅で分割併合し、釧路駅(2代目)まで延長[10]。
10月15日:浜釧路駅(初代)が移転(2代目)[16]。これに伴い、釧路駅(2代目) - 浜釧路駅(2代目)間を改キロ (+2.0km) 。
12月1日:初田牛駅における車扱貨物の取り扱いが終了[15]。
1963年(昭和38年)11月1日:止若駅が幕別駅に改称[14][18]。札幌駅 - 根室駅間に気動車急行「阿寒」運行開始[17]。
1964年(昭和39年)
4月1日:初田牛駅[15]が業務委託駅となる。
10月1日:函館駅 - 釧路駅(2代目)間に特急「おおとり」新設。滝川駅で網走発着編成と分割併合[14]。
1965年(昭和40年)
9月30日:十勝清水駅 - 葉帯駅間に平野川信号場(有人)[15]、浦幌駅 - 上厚内駅間に常豊信号場を開設。
10月1日:根室駅 - 根室港駅間の貨物支線が廃止 (-2.6km) [15][17]。同区間の根室港駅を廃止[5]。根室港駅において取り扱っていた貨物は、根室駅に新設された構内側線(西貨物線)扱いに変更[15]。帯広駅・浜釧路駅(2代目)におけるコンテナ貨物の取り扱いが開始。
1966年(昭和41年)
3月27日:釧路機関区にDD51形を初めて配置。
9月27日:池田駅 - 十弗駅間に昭栄信号場(有人)[15]、庶路駅 - 大楽毛駅間に東庶路信号場(有人)[15]を開設。
9月28日:御影駅 - 芽室駅間に上芽室信号場(有人)を開設[15]。
9月29日:金山ダム建設に伴い、金山駅 - 東鹿越駅間の線路付替を実施[10]。旧線上の鹿越駅が新線上に移転のうえ信号場兼仮乗降場に変更され、鹿越信号場(仮乗降場)となる[10][5][注釈 11]。
9月30日:落合駅 - 新狩勝信号場 - 新得駅間の新線が開業 (+28.1km) [8][10][27][新聞 8][新聞 9]、新設区間に上落合信号場、新狩勝信号場、広内信号場(有人)、西新得信号場、浦幌駅 - 上厚内駅間に常豊信号場(有人)[15]を開設。
10月1日:落合駅 - 新内駅 - 新得駅間の旧線を廃止 (-27.9km) [8][10][27][新聞 10]。狩勝信号場[2]、新内駅[5]を廃止。
1967年(昭和42年)
8月1日:利別駅[15]における貨物の取り扱いが終了(旅客駅となる)。
10月1日:平野川信号場、上芽室信号場が無人化。
11月1日:利別駅が600m幕別寄りに移設。
1968年(昭和43年)10月:帯広駅のコンテナ基地が開所。
1969年(昭和44年)
4月1日:富良野駅 - 釧路駅(2代目)間、ディーゼル機関車化達成[14]。
8月1日:西庶路駅[15]における貨物の取り扱いが終了(旅客駅となる)。
1970年(昭和45年)5月20日:西帯広駅における貨物の取り扱いが終了(旅客駅となる)。
1971年(昭和46年)
5月1日:御影駅[13]における貨物の取り扱いが終了(旅客駅となる)。西帯広駅における荷物の取り扱いが終了。御影駅[15]が業務委託駅となる。広内信号場、昭栄信号場、常豊信号場、東庶路信号場が無人化。東京駅 - 釧路駅間に冷蔵コンテナ急行列車運転開始。
8月1日:古瀬信号場が無人化。
10月2日:十弗駅[15]、上厚内駅[15]、厚内駅[15]、直別駅[15]、尺別駅[13][15]、庶路駅[15]、尾幌駅[15]、門静駅[15]、糸魚沢駅[15]、初田牛駅[15]における貨物の取り扱いが終了(旅客駅となる)。十弗駅[15]、上厚内駅[15]、直別駅[15]、尺別駅[13][15]、庶路駅[15]、初田牛駅[15]における荷物の取り扱いが終了。利別駅[15]、厚内駅[15]、西庶路駅[15]が業務委託駅、十弗駅[15]、上厚内駅[15]、直別駅[15]、尺別駅[15]、庶路駅[15]が簡易委託駅、初田牛駅[15]が無人駅となる。
1973年(昭和48年)
2月5日:姉別駅における貨物・荷物の取り扱いが終了(旅客駅となる)[28]。交換設備が撤去。無人駅となる[15]。
10月18日:根室駅にコンテナ基地が新設[15]。
1974年(昭和49年)10月1日:浜釧路駅(2代目)における小荷物の取り扱いが開始。上尾幌駅[15]、浜中駅[15]、西和田駅[15]における貨物の取り扱いが終了(旅客駅となる)。
1975年(昭和50年)2月1日:上芦別駅における貨物の取り扱いを専用線発着の車扱貨物に限定。
1976年(昭和51年)
2月1日:茂尻駅、平岸駅、野花南駅における貨物の取り扱いが終了(旅客駅となる)。
4月13日:庶路駅構内付近で、特急「おおぞら3号」が脱線・転覆する事故が発生。
1979年(昭和54年)7月15日:茶内駅[15]、厚床駅[15]、別当賀駅[15]、落石駅[15]における貨物の取り扱いが終了(旅客駅となる)。大楽毛駅、新富士駅における貨物の取り扱いを専用線発着の車扱貨物に限定。
1981年(昭和56年)10月1日:石勝線の開業[2][29][27][新聞 11][新聞 12]に伴い、上落合信号場 - 新得駅間 (23.9 km) が根室本線・石勝線の重複区間となる[注釈 12]。また、急行「狩勝」2往復を除くすべての優等列車が石勝線経由に変更[10]。
1982年(昭和57年)
5月30日:上芦別駅における貨物の取り扱いが終了(旅客駅となる)。東滝川駅、茂尻駅、平岸駅、上芦別駅、野花南駅、滝里駅、島ノ下駅における荷物の取り扱いが終了。上芦別駅が簡易委託駅[注釈 13]、東滝川駅、茂尻駅、平岸駅、野花南駅、滝里駅、島ノ下駅が無人駅となる。
9月10日:芽室駅、幕別駅[15]、豊頃駅[15]、浦幌駅[15]、白糠駅[15]における貨物の取り扱いが終了(旅客駅となる)。札内駅における専用線発着を除く車扱貨物の取り扱いが終了。
10月15日:鹿越信号場(仮乗降場)が信号場としては廃止され、鹿越仮乗降場となる[11]。
10月26日:一ノ坂信号場、幌岡信号場、高根信号場を廃止。
11月15日:厚岸駅 - 浜厚岸駅間の貨物支線が廃止 (-1.2km) [15][17]。同区間の浜厚岸駅を廃止[5]。布部駅、下金山駅、金山駅、幾寅駅、落合駅[30]、釧路駅(2代目)[23]における貨物の取り扱いが終了(旅客駅となる)。東鹿越駅における専用線発着を除く車扱貨物の取り扱いが終了。布部駅、下金山駅、金山駅、東鹿越駅、落合駅[30]における荷物の取り扱いが終了。
1983年(昭和58年)
2月15日:滝川駅 - 落合駅間で列車集中制御装置 (CTC) 使用開始。
5月20日:新吉野駅[15]における貨物の取り扱いが終了(旅客駅となる)。
1984年(昭和59年)
2月1日:東釧路駅 - 天寧駅間の貨物支線を廃止 (-1.5km) [17]。同区間の天寧駅を廃止[5]。東釧路駅 - 根室駅間の貨物営業を廃止 (-132.5km) [17]。山部駅、池田駅[15]、大楽毛駅[15]、新富士駅、根室駅[15]における貨物の取り扱いが終了(旅客駅となる)。赤平駅における専用線発着を除く車扱貨物の取り扱いが終了。帯広駅コンテナ基地の組成駅地区指定が解除。音別駅における車扱貨物の取り扱いが終了し、コンテナ貨物の取り扱いを開始。幾寅駅、御影駅[13][15]、利別駅[15]、豊頃駅[15]、新吉野駅[15]、浦幌駅[15]、厚内駅[15]、音別駅[15]、大楽毛駅[15]、新富士駅、東釧路駅[31]、別保駅[15]、上尾幌駅[15]、尾幌駅[15]、門静駅[15]、糸魚沢駅[15]、茶内駅[15]、浜中駅[15]、厚床駅[15]、別当賀駅[15]、落石駅[15]、西和田駅[15]、花咲駅[13]における荷物の取り扱いが終了。西庶路駅[15]、花咲駅[15]が無人駅となる。
3月1日:尾幌駅(1990年代に無人駅となる)[15]が簡易委託駅、糸魚沢駅[15]、西和田駅[15]が無人駅となる。
12月1日:新吉野駅[15]、厚内駅[15]が簡易委託駅、幾寅駅、御影駅[15]、利別駅[15]、豊頃駅[15]が無人駅となる。
1985年(昭和60年)
3月14日:芦別駅、富良野駅、山部駅、十勝清水駅、芽室駅、幕別駅[15]、池田駅[15]、白糠駅[13]における荷物の取り扱いが終了。
4月1日:幾寅駅、豊頃駅[15]が簡易委託駅となる。
5月1日:西庶路駅[15]が簡易委託駅となる。
6月1日:札内駅[15]における荷物の取り扱いが終了。
10月1日:十勝清水駅における貨物の取り扱いを車扱貨物に限定。
1986年(昭和61年)
4月1日:落合駅が無人駅となる。
10月25日:御影駅の交換設備が廃止[15]。
11月1日:芽室駅 - 西帯広駅間に大成臨時乗降場[10][6]、帯広駅コンテナ基地 - 帯広駅間に柏林台臨時乗降場[10][6]を開設(いずれも旅客のみ取り扱い)。鹿越仮乗降場を廃止[11]。富良野駅、十勝清水駅における貨物の取り扱いが終了(旅客駅となる)。富良野コンテナセンターが設置され、自動車代行輸送を開始。芦別駅における貨物の取り扱いを、三井芦別鉄道の連絡車扱貨物に限定。東釧路駅における釧路臨港鉄道との連絡貨物の取り扱いが終了。滝川駅、帯広駅[15]、釧路駅(2代目)[23]、厚岸駅、根室駅[13]における荷物の取り扱いが終了。浜釧路駅(2代目)における小荷物の取り扱いが終了。山部駅、大楽毛駅[15]、別保駅、門静駅、茶内駅[15]、浜中駅[15]、別当賀駅が簡易委託駅、金山駅、新富士駅、東釧路駅[32]、上尾幌駅[15]、厚床駅[15]、落石駅[15]が無人駅となる。ただし、新富士駅、東釧路駅[32]、厚床駅[15]は引き続き運転取扱要員を配置。
1987年(昭和63年)
3月:庶路駅の交換設備が廃止。
3月31日:富良野駅、釧路駅(2代目)[23]における貨物の取り扱いが再開(一般駅に戻る)。富良野駅には秋・冬季のみ貨物列車が乗り入れるようになるが、釧路駅(2代目)は戸籍上の再開にとどまり、貨物列車の発着はなかった。
民営化以後[編集]
1987年(昭和63年)
4月1日:
国鉄分割民営化に伴い、北海道旅客鉄道(JR北海道)が滝川駅 - 根室駅間を第一種鉄道事業者として承継。滝川駅 - 富良野駅間がJR北海道本社鉄道事業本部管轄、富良野駅(構内除く) - 根室駅間がJR北海道釧路支社管轄となる[15]。
日本貨物鉄道(JR貨物)が釧路駅 - 浜釧路駅間を第一種鉄道事業者として承継。同区間がJR貨物北海道支社管轄となる。また、JR貨物は滝川駅 - 富良野駅間および東鹿越駅 - 東釧路駅間の第二種鉄道事業者となり、帯広駅コンテナ基地がJR貨物の帯広駅となり、富良野コンテナセンターもJR貨物管轄となる。富良野駅 - 東鹿越駅間の貨物営業が廃止。
大成臨時乗降場、柏林台臨時乗降場、稲士別仮乗降場、古瀬信号場が旅客駅に昇格し、大成駅(無人駅)、柏林台駅(無人駅)、稲士別駅[14][6](無人駅)、古瀬駅[15][14][6](無人駅)となる。
1988年(昭和63年)
3月13日:東釧路駅 - 別保駅間に武佐駅(旅客駅・無人駅)を開設[33][17][6]。
11月3日:大楽毛駅 - 新富士駅間に新大楽毛駅(旅客駅・無人駅)を開設[14][6][16]。
1989年(平成元年)
3月27日:芦別駅における三井芦別鉄道の連絡車扱貨物の取り扱いが終了し、旅客駅となる。
4月30日:厚床駅が簡易委託駅となる。
8月1日:釧路駅 - 浜釧路駅間の貨物支線が廃止 (-3.8km) [17][16]。同区間の浜釧路駅が廃止され[5][16]、貨物駅の機能を新富士駅に移転し、同駅における貨物の取り扱いが再開(一般駅となる)[16]。
1990年(平成2年)
3月10日:稲士別駅、古瀬駅の営業キロを設定。
8月30日:御影駅[15]の交換設備を再度設置。
9月1日:急行「狩勝」の快速列車格下げに伴い、滝川駅 - 富良野駅 - 新得駅間における定期優等列車の運行が終了。
12月10日:厚内トンネル(新ルート)使用開始。
1991年(平成3年)
7月1日:釧路駅 - 根室駅間に「花咲線」の愛称を設定[17]。同区間のワンマン運転を開始。
10月22日:滝里ダム建設に伴う線路付替のため、野花南駅 - 島ノ下駅間を改キロ (-3.0km)。旧線区間上の滝里駅を廃止[5][新聞 13]。
1992年(平成4年)4月1日:JR貨物の札内駅が廃止され(貨物の取り扱いが終了)、旅客駅となる[15]。十弗駅[15]、新吉野駅[15]、上厚内駅[15]、厚内駅[15]、直別駅[15]、庶路駅[15]、別保駅、門静駅、茶内駅、別当賀駅、落石駅が無人駅となる。
1993年(平成5年)3月18日:滝川駅 - 釧路駅間で全普通列車ワンマン運転開始。
1994年(平成6年)
2月22日:西新得信号場 - 広内信号場間(石勝線との重複区間)で、釧路発札幌行きの上り特急「おおぞら」10号が強風にあおられて脱線転覆し、28名が負傷する事故が発生[新聞 14][新聞 15][新聞 16]。
3月15日:東釧路駅[34]における運転取扱要員の配置が終了(完全な無人駅となる)。同時に、東釧路駅から武佐駅への派遣職員による出札業務が終了。
4月1日:JR北海道の本社鉄道事業本部と釧路支社の境界を富良野駅から落合駅に変更。滝川駅 - 落合駅 - 上落合信号場(構内除く)間が本社鉄道事業本部管轄[注釈 14]、上落合信号場 - 根室駅間が釧路支社管轄となる。山部駅の簡易委託が終了し、無人駅となる。
1995年(平成7年)
4月1日:豊頃駅[15]が再び無人駅となる。
9月1日:厚床駅が無人駅となる。
1996年(平成8年)11月24日:帯広市内の連続立体交差事業に伴い、柏林台駅 - 帯広駅間および帯広駅が高架化。
1997年(平成9年)
3月22日:札幌駅 - 釧路駅間に特急「スーパーおおぞら」運行開始[29]。上落合信号場 - 新得駅 - 釧路駅間の最高速度が130 km/hに向上[3]。東鹿越駅を発着する貨物列車の運行を終了。同駅が無人駅となる。新富士駅 - 中斜里駅間にトラック便が運行開始。
10月1日:十勝清水駅、白糠駅[15]が業務委託駅となる。
2000年(平成12年)7月14日:尺別駅構内にて、横取り装置取り外し忘れによる列車脱線事故が発生。
2001年(平成13年)
月日不詳:大楽毛駅が無人駅となる。
7月7日:花咲線全通80周年記念式典。
7月20日:白糠駅 - 釧路駅間開通100周年記念式典。
2002年(平成14年)4月1日:JR貨物が釧路駅 - 東釧路駅間の第二種鉄道事業廃止 (-2.9km) 。JR貨物の東釧路駅が廃止され、同駅が旅客駅となる。
2003年(平成15年)
4月1日:幾寅駅が再び無人駅となる。
9月26日:十勝沖地震の影響で、直別駅構内を通過中の特急「まりも」が脱線。路盤・橋梁・信号施設にも被害。
10月8日:十勝沖地震の復旧作業が終了し、通常ダイヤに戻る。
2005年(平成17年)7月29日:西庶路駅が再び無人駅となる。
2006年(平成18年)4月1日:JR貨物が新富士駅 - 釧路駅間の第二種鉄道事業廃止 (-2.7km) 。JR貨物の釧路駅が廃止(旅客駅に戻る)。富良野コンテナセンターが廃止され、富良野駅に統合。
2007年(平成19年)10月1日:滝川駅 - 東釧路駅間で駅ナンバリングを実施[報道 12]。
2008年(平成20年)11月1日:浜中駅が無人駅となる。
2011年(平成23年)3月12日:JR貨物の帯広駅、新富士駅がそれぞれ帯広貨物駅[報道 13]、釧路貨物駅[報道 13]に改称。
2012年(平成24年)5月29日:本輪西駅 - 帯広貨物駅間で設定されていた石油輸送列車が廃止。
2013年(平成25年)6月1日 - 7月31日:花咲線の厚岸駅 - 糸魚沢駅間で国の天然記念物であるタンチョウと列車の衝突事故を回避するため、花咲線を走行する一部の列車で減速運転を試行[報道 14]。
2016年(平成28年)
3月26日:花咲駅が廃止[報道 15]。厚床駅の交換設備が廃止[新聞 17]。赤平駅[報道 16][新聞 18]、芦別駅[報道 16][新聞 18]が簡易委託駅となる。また、快速・普通列車の大幅な減便・区間廃止を実施[報道 17]。
8月23日:台風9号および台風10号の被災により、道東地区の貨物列車の代行として、帯広貨物駅 - 札幌ターミナル駅でのトラック輸送および、釧路港 - 東京港の定期RORO船利用したコンテナ輸送を開始[報道 18]。
8月31日:台風10号による降雨災害の影響で、幾寅駅 - 新得駅間(滝川起点108 km - 113 km付近の複数箇所)で土砂流入、落合駅 - 新得駅(111.985 km付近)の第1ルーオマンソラプチ川橋梁が崩壊、広内信号場構内の第2谷間川橋梁で線路流出、新得駅構内で路盤流出および下新得川橋梁が橋脚ごと流出、新得駅 - 十勝清水駅間の第1佐幌川橋梁が流失、十勝清水駅構内で線路冠水、十勝清水駅 - 羽帯駅間で土砂流入、清水川橋梁・平野川橋梁が流失、魚捕川橋梁で路盤変状、御影駅 - 芽室駅間の芽室川橋梁の路盤流失[報道 19]。このため、富良野駅 - 新得駅 - 音別駅間が運休となり[新聞 19]、特急「スーパーおおぞら」・「スーパーとかち」も全列車が運休[新聞 20][新聞 21]。
9月2日:池田駅 - 音別駅間で普通列車の運行を再開[新聞 22]。
9月4日:芽室駅 - 池田駅間で普通列車の運行を再開[新聞 23][新聞 21]。不通区間は富良野駅 - 芽室駅間[報道 20]。
9月5日:札幌貨物ターミナル駅 - 帯広貨物駅間でトラックによる貨物の代行輸送を開始[新聞 24]。
9月6日:JR北海道が、トマム駅 - 芽室駅間の復旧は早くとも12月以降になるとの見通しを示す[新聞 25]。
9月8日:特急「スーパーおおぞら」・「スーパーとかち」の代替として、札幌駅 - トマム駅間に臨時特急(愛称なし)3往復、トマム駅 - 帯広駅間に代行バス3往復、帯広駅 - 釧路駅間に臨時快速(愛称なし)3往復の運転を開始[報道 21][新聞 24][新聞 26][新聞 27][新聞 28][新聞 21]。
9月16日:政府が台風10号などによる暴風・豪雨災害の激甚災害指定を決定[新聞 21]。
9月17日:道東地区の馬鈴薯輸送の拡大のため、苫小牧貨物駅 - 熊谷貨物ターミナル駅間での区間輸送も隔日で追加設定し、苫小牧貨物駅 - 道東地区(帯広貨物駅・士幌地区)間の代行トラック輸送も開始[報道 22][新聞 29]。
10月1日:特急「スーパーとかち」の代替として、追加設定でトマム駅 - 新得駅間も代行バスを設定する。途中、十勝清水駅に停車する[報道 23][新聞 30]。
10月13日:JR北海道の島田修社長がトマム駅 - 芽室駅間の年内の災害復旧を目指すと表明[新聞 31][新聞 21]。
10月17日:富良野駅 - 東鹿越駅間で運行を再開[報道 24][新聞 32][新聞 31]。東鹿越駅 - 落合駅間に代行バスの運転を開始[報道 24][新聞 31]。
10月24日:北見市で開かれた「JR北海道再生推進会議」にて、JR北海道が富良野駅 - 新得駅間の廃止・バス転換を検討していることを伝える[新聞 33][新聞 34]。
11月8日:清水川橋梁に橋桁を架橋[報道 25][新聞 35][新聞 21]。
11月9日:JR北海道の島田社長がトマム駅 - 芽室駅間の運転再開時期について、年末ぎりぎりになると説明[新聞 21]。
11月14日:下新得川橋梁に橋桁を架橋[新聞 36][新聞 35][新聞 21]。
11月27日:JR北海道がトマム駅 - 芽室駅間を、遅くとも12月29日までに復旧させる方針であることを表明[新聞 37][新聞 38]。
12月2日:第1佐幌川橋梁に橋桁を架橋[新聞 21]。
12月14日:JR北海道の島田社長が12月22日にトマム駅 - 芽室駅間の運転を再開すると説明[新聞 39][新聞 40][新聞 41][新聞 21]。
12月22日:上落合信号場 - 芽室駅間での復旧作業が完了し、特急「スーパーとかち」・「スーパーおおぞら」や貨物列車と共に運転を再開。臨時特急・代行バス・臨時快速は21日限りで運行を終了[報道 26][新聞 42]。八戸 - 釧路間における貨物の代替輸送も22日八戸出港分をもって終了[新聞 43]。
2017年(平成29年)
3月4日:島ノ下駅、稲士別駅、上厚内駅が廃止[報道 27]。
3月28日:東鹿越駅 - 新得駅間で代行バス運行開始[報道 28][新聞 44]。
運行形態[編集]
広域輸送[編集]
上落合信号場 - 新得駅 - 帯広駅 - 釧路駅間は、石勝線と合わせて道東への主要幹線を形成しており、2014年(平成26年)3月15日現在、札幌駅発着の特急列車が数多く運転されている。札幌駅 - 釧路駅間の特急「スーパーおおぞら」が6往復、札幌駅 - 帯広駅間の「スーパーとかち」が5往復運転されている。滝川駅 - 富良野駅間については、札幌駅との間を直通で結ぶリゾート特急(「フラノラベンダーエクスプレス」など)が不定期で運行される。
石勝線が全通するまでは、函館駅・札幌駅 - 帯広駅・釧路駅間の特急・急行列車も滝川駅・富良野駅経由で運転していた。
地域輸送[編集]
快速を含むすべての普通列車がワンマン運転となっている。
滝川駅 - 新得駅間[編集]
快速列車と普通列車のみの運転である。快速は「狩勝」が、滝川発池田行き(帯広駅 - 池田駅間普通列車)下り1本と、旭川駅 - 富良野駅 - 帯広駅間(旭川駅 - 富良野駅間は富良野線、同区間は普通列車)に1往復運転されているほか、列車名のない快速列車が滝川発新得行き下り1本、富良野発滝川行き上り2本運転されている。普通列車は、おおむね滝川 - 新得間直通列車(一部は帯広方面まで運転)と、滝川 - 富良野間の区間運転列車に大別される。早朝には芦別発上り滝川行も1本運転されている。かつては滝川 - 落合間の列車も設定されていた。
沿線からは大雪山連峰や十勝岳が望め、無人地帯を貫く石勝線と違って穏やかな丘陵地帯と農村が広がる。また空知川の金山ダムや滝里ダム建設により一部の区間が滝里トンネル・空知トンネル・鹿越鉄橋経由の新線に付け替えられている。
前述通りに存続問題としては、2016年10月24日にJR北海道単独では富良野駅 - 上落合信号場間の路線維持が不可能なために、富良野 - 新得間については廃止・バス転換を検討していることを発表した[報道 1][報道 2][新聞 33][新聞 34]。
上落合信号場・新得駅 - 帯広駅 - 釧路駅間[編集]
地域輸送に使用されるキハ40形700番台(尺別 - 音別)
上落合信号場で石勝線と結び、札幌駅 - 釧路駅間の幹線ルートを形成する区間である。高速化改良が実施されており、特急列車が最高速度130 km/hで駆け抜ける。ただし、広内信号場 - 西新得信号場間は、山脈から吹き下ろす風の通り道となっており、1994年の特急おおぞら脱線事故以前もたびたび脱線や転覆事故が起きてきた。対策として、防風柵を設置しているほか、「早め規制区間」とし、風速20m以上で45km/hに減速、25m以上で運転を中止する措置をとっている。
池田駅を過ぎると厚内川沿いの蛇行した区間と、太平洋岸の丘陵や湿地、河口を避けた区間は、距離は短いものの当線中最も線形が悪く、これを克服するためにキハ283系の仕様が詰められた。カーブ区間はすべてPC枕木化されているものの、他の一部区間では枕木に木材を使用した軌道も残っており、最高速度130 km/hで走行できる区間は少ない[注釈 15]。また、この区間ではエゾシカの線路侵入が多い(詳細は後述)。
上記2区間の地域輸送は、普通・快速列車が新得駅 - 帯広駅間・滝川駅 - 帯広駅間・帯広駅 - 釧路駅間に運行されており、どちらの方向も朝夕の一部の列車を除き、帯広駅折り返しとなっている。車両は通しで運転されるが、帯広駅での20 - 30分程度の停車の後、列車番号が変わる列車もある。
帯広駅・釧路駅周辺は1 - 2時間に1本程度の運転頻度で、帯広圏では芽室駅・池田駅・浦幌駅発着、釧路圏では厚内駅・音別駅・白糠駅・大楽毛駅発着の区間列車もある。滝川駅 - 釧路駅間の直通列車も下りに1日1本あり、2016年(平成28年)3月26日改正時点で、所要時間は8時間21分を要する[35]。この下り普通列車2427Dは、普通列車としては日本最長の308.4kmを走行する(後節も参照)。この区間を運転する上り列車として、釧路駅の上り始発列車2522Dが帯広駅から3430D快速「狩勝」となり滝川駅まで運転されていたが[36]、2016年(平成28年)3月26日の改正で新得行きに短縮された[37]。2001年(平成13年)6月30日までは5時台に始発があった。
過去には帯広駅 - 池田駅間にふるさと銀河線乗入れ列車が設定され、この区間で併結運転があったが、2006年(平成18年)4月21日のふるさと銀河線の廃止によって消滅した。羽帯駅・大成駅・古瀬駅は普通列車でもかなりの数が通過するが、大成駅については通過列車がある駅の中では停車本数が多い。
滝川発釧路行普通2427D列車[編集]
普通2427D列車は、2016年(平成28年)3月26日現在、滝川駅9時40分発釧路駅18時01分着で運行時間(8時間21分)が日本一長い普通列車である。
運行距離は 308.4km である。かつては岡山駅から下関駅・新山口駅までを走っていた山陽本線の多数の普通列車の方が長い距離を走っていたが、ダイヤ改正の度にこれらの列車の運行距離が短縮され、2015年3月のダイヤ改正の時点で当列車より長い距離を走る普通列車は全滅し、運行距離最長普通列車ともなった[注釈 16][新聞 45][新聞 46]。
2010年(平成22年)4月から、この列車(当時の列車番号は2429D)で滝川駅 - 釧路駅間を1日で乗り通した人に釧路駅有人改札口で完全乗車証明書を発行している[報道 29]。2012年(平成24年)10月27日のダイヤ改正でこれまで特急を待避する都合で通過していた羽帯駅・稲士別駅にも停車するようになり、滝川駅 - 釧路駅間のすべての駅に停車することになった[報道 29]。
2016年(平成28年)3月26日のダイヤ改正で大幅な快速・普通列車の減便が行われる影響で、この滝川発釧路行き普通列車の列車番号が2429Dから2427Dに変更され[報道 17]、同時に山陽本線に岡山駅から下関駅までの普通列車が復活したため、運行距離最長普通列車の称号については返上した[新聞 47]。
毎月第2・第4土曜日は国鉄色(首都圏色)といわれる朱色5号の車両で運転されるが、変更されることもあるので、運転日はJR北海道のホームページに掲載されている。
釧路駅 - 根室駅間(花咲線)[編集]
2006年まで車両に張られていたマーク(2005年6月)
「花咲線」の愛称を名乗るこの区間は、釧路駅以西とは運転系統が完全に分離されている。釧路駅 - 根室駅間直通列車は、快速列車が「はなさき」1往復と「ノサップ」下りのみ1本、普通列車が4.5往復の計6往復が運転されている。また、釧路駅 - 厚岸駅間の区間列車が早朝・夜間に計2往復設定されている。普通列車の中には、厚床駅 - 根室駅間の一部の駅を通過するものもある。1991年(平成3年)7月1日に発足した「花咲線運輸営業所」がこの区間の管理運営を行っている。
かつて、夏の一時期は夜行列車「まりも」が根室駅まで延長運転されることがあったが、札幌駅 - 根室駅間を通して乗る旅客が減少しているため、2006年(平成18年)以降は延長運転されないことになった。
ほとんどの列車が釧路駅で札幌からの特急列車と接続しているが、朝・夜の1往復は特急とは接続しない(かつては特急「まりも」と接続していた)。
この区間は釧路駅以西と比べてもエゾシカの線路侵入が著しく多い(後述)。
貨物輸送[編集]
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貨物列車は、滝川駅 - 富良野駅間と上落合信号場 - 帯広貨物駅 - 釧路貨物駅間で運転されている。
滝川駅 - 富良野駅間
滝川駅 - 富良野駅間の列車は、コンテナ車で組成された最高速度95km/hの高速貨物列車で、札幌貨物ターミナル駅 - 富良野駅間に秋冬限定の臨時列車が2往復設定されている。
上落合信号場 - 帯広貨物駅 - 釧路貨物駅間
上落合信号場 - 帯広貨物駅 - 釧路貨物駅間の列車は、石油輸送用のタンク車で組成された専用貨物列車とコンテナ車で組成された高速貨物列車で、石勝線直通で運転されている。
専用貨物列車は定期列車(土日運休)として本輪西駅 - 帯広貨物駅間に1往復設定され、室蘭製油所からの石油輸送を行っている。東室蘭発帯広貨物行きが1本と帯広貨物発本輪西行き1本の片道1本ずつの臨時専用貨物列車も設定されている。いずれも最高速度は75km/hである。
高速貨物列車は、札幌貨物ターミナル駅 - 帯広貨物駅間に臨時1往復を含めて4往復、札幌貨物ターミナル駅 - 釧路貨物駅間に下り3本(うち1本は苫小牧駅経由)と上り1本、釧路貨物駅 - 帯広貨物駅間に上り2本が設定されている。札幌貨物ターミナル駅 - 釧路貨物駅間の列車は、いずれも帯広貨物駅でコンテナ車の増解結を行い、うち1往復は音別駅で増解結を行い、大塚製薬の製品輸送コンテナを扱う。本州方面への直通列車も設定され、帯広貨物駅から隅田川駅、梅田駅にそれぞれ片道1本運転されている。これらの列車には釧路貨物駅から別列車で帯広貨物駅に到着したコンテナ車の一部も連結される。本州直通列車にはコキ100系貨車が使用される。最高速度は帯広貨物発隅田川行きが100km/hのほかはすべて95km/hである。
列車の牽引機関車は、ディーゼル機関車である。高速貨物列車及び専用貨物列車はDF200形を使用する。
また、2016年(平成28年)8月23日より台風9号および台風10号の被災により、道東地区の貨物列車の代行として、トラック輸送を開始した[報道 18]。同年9月17日には道東地区の馬鈴薯輸送の拡大のため、苫小牧貨物駅 - 道東地区(帯広貨物駅・士幌地区)間の代行トラック輸送も開始[報道 22]。同年12月22日の上落合信号場 - 芽室駅間の復旧により、貨物列車も運行再開[新聞 42]。これに伴い、代行フェリー輸送も終了[新聞 43]。
エゾシカによる運行支障[編集]
花咲線列車内から見たエゾシカの群れ(落石駅付近、2010年2月)
エゾシカは本州のニホンジカと同種だが、ニホンジカより大きく(ベルクマンの法則)、体重200kgを超えるものもおり、列車と衝突した場合、看過できない問題となる。
JR北海道全体において、エゾシカとの衝突や、衝突に至らないまでも急制動を強いられるなどにより報告される運行支障件数は、近年著しく増加を続けている。その原因は禁猟などによるエゾシカの個体数激増にあると見られている。1990年代前期に年間200 - 300件程度だったものが、2004年(平成16年)度に年間1,000件を超え、2007年(平成19年)度は1,474件にのぼっている。衝突時の衝撃としては300kgを超えるヒグマの方が大きいものの、ヒグマは臆病な性格のため線路周辺に現れることはほとんどなく、列車衝突事故の件数はエゾシカにくらべ極めて少ない。
根室本線は、北海道の中でもエゾシカの線路侵入が目立って多い。2007年(平成19年)度の全道1,474件中、752件が釧路支社管内で、そのうち463件は落合以東の根室本線で占めている[報道 30]。
落合 - 釧路間
落合 - 釧路間の2007年(平成19年)度支障件数は128件で、減速して警戒するほか、特に出没が多い浦幌 - 直別間ではエゾシカ侵入防止フェンスの設置を進めている。
釧路 - 根室間(花咲線)
花咲線区間での2007年(平成19年)度支障件数は335件にものぼる。これは絶対数であり、釧路以西と比較すると、特急・急行も貨物列車もなく、列車本数や営業距離も勘案すれば、列車営業キロあたりでは釧路以西の10倍以上エゾシカの影響を受けているといえる。警笛によりシカに注意を促すために、花咲線用のキハ54はタイフォンをホイッスル(通称「シカブエ」と呼ばれる。JR北海道の車両にはキハ283系など広く用いられている)に換えている。
使用車両[編集]
現在の使用車両[編集]
すべて気動車で運転されている。
特急列車[編集]
キハ283系:「スーパーおおぞら」
キハ261系:「スーパーとかち」
普通列車[編集]
キハ40系(滝川 - 根室)
主に滝川 - 厚岸間で使用されるが、運用の都合で厚岸-根室間に入る事もある。また、かつてはふるさと銀河線(池田 - 足寄間のみ)にも朝の1往復のみ乗り入れていた。
キハ54形(音別 - 根室)
基本的に花咲線区間の釧路 - 根室間で使用されるが、一部の音別・白糠 - 釧路間の区間列車にも使用される。
キハ150形(富良野 - 帯広)
快速「狩勝」の旭川直通列車で使用される。また、間合い運用で帯広近辺で運転されることもある。
過去の使用車両[編集]
[icon] この節の加筆が望まれています。
国鉄時代はキハ22形気動車も全線で運用されていた。
2006年(平成18年)4月21日にふるさと銀河線が廃止されるまでは、ふるさと銀河線の気動車(CR70形またはCR75形)も池田 - 帯広間に2往復乗り入れていた。
特急列車[編集]
気動車
キハ82系:「おおぞら」など
キハ183系:「とかち」「おおぞら」「まりも」など
客車
14系:「おおぞら」「まりも」の寝台車
急行・準急列車[編集]
気動車
キハ56系:「そらち」「十勝」「摩周」「阿寒」「狩勝」「まりも」「ニセコ」
キハ53形:「ノサップ」
キハ22形:「池北」「ぬさまい」「ノサップ」
客車
オハ35系:「まりも」
スハ43系:「狩勝」「まりも」
14系:「まりも」
オロネ10:「まりも」1983年(昭和58年)9月限りで連結終了。
駅一覧[編集]
滝川 - 東釧路間において駅ナンバリングが設定されているが、駅ナンバリング順ではなく、滝川駅から下り方向に記述。駅ナンバリングの詳細については「北海道旅客鉄道の駅ナンバリング」を参照。
駅名 … (貨):貨物専用駅、◆・◇:貨物取扱駅(貨物専用駅を除く。◇は定期貨物列車の発着なし)
停車駅
普通・快速…●印の駅は全列車停車、▲印の駅は一部列車が通過、|印の駅は全列車通過
快速は「狩勝」「はなさき」「ノサップ」を含む。
特急…「とかち (列車)」「おおぞら (列車)」参照
線路(全線単線) … ◇・∨:列車交換可、|:列車交換不可
全駅北海道内に所在
駅名欄の背景色が■である駅(東鹿越駅 - 新得駅)は平成28年台風第10号の被害により不通となっている区間の駅であることを示す(2016年12月22日現在)。
駅番号 駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ 普通 快速 接続路線 線路 所在地
A21 滝川駅◆ - 0.0 ● ● 北海道旅客鉄道:函館本線 ∨ 空知管内 滝川市
T22 東滝川駅 7.2 7.2 ● | ◇
T23 赤平駅◇ 6.5 13.7 ● ● ◇ 赤平市
T24 茂尻駅 3.5 17.2 ● ● ◇
T25 平岸駅 3.5 20.7 ● | ◇
T26 芦別駅 5.9 26.6 ● ● ◇ 芦別市
T27 上芦別駅 3.9 30.5 ● ● ◇
T28 野花南駅 4.7 35.2 ● ▲ ◇
T30 富良野駅◇ 19.4 54.6 ● ● 北海道旅客鉄道:富良野線 ◇ 上川管内 富良野市
T31 布部駅 6.3 60.9 ● ▲ |
T32 山部駅 5.8 66.7 ● ● ◇
T33 下金山駅 8.0 74.7 ● ▲ | 空知郡 南富良野町
T34 金山駅 6.9 81.6 ● ▲ ◇
T35 東鹿越駅◇ 13.2 94.8 ● ▲ ◇
T36 幾寅駅 4.0 98.8 ● ● |
T37 落合駅 9.4 108.2 ● ▲ ◇
上落合信号場 - 112.2 | | 根室本線と石勝線との実際の分岐点 ◇
新狩勝信号場 - 117.8 | | ◇ 十勝管内 上川郡 新得町
広内信号場 - 124.0 | | ◇
西新得信号場 - 129.5 | | ◇
K23 新得駅 28.1 136.3 ● ● 北海道旅客鉄道:石勝線(営業上の分岐点) ◇
K24 十勝清水駅 9.1 145.4 ● ● ◇ 清水町
平野川信号場 - 151.6 | | ◇
K25 羽帯駅 7.5 152.9 ▲ | |
K26 御影駅 3.0 155.9 ● ▲ ◇
上芽室信号場 - 160.6 | | ◇
K27 芽室駅 10.6 166.5 ● ● ◇ 河西郡 芽室町
K28 大成駅 2.1 168.6 ▲ | |
K29 西帯広駅 4.8 173.4 ● ▲ ◇ 帯広市
(貨)帯広貨物駅 2.6 176.0 | | ◇
K30 柏林台駅 0.6 176.6 ● | |
K31 帯広駅 3.5 180.1 ● ● ◇
K32 札内駅 4.8 184.9 ● ◇ 中川郡 幕別町
K34 幕別駅 9.4 194.3 ● ◇
K35 利別駅 6.5 200.8 ● ◇ 池田町
K36 池田駅 3.5 204.3 ● ◇
昭栄信号場 - 208.5 | ◇
K37 十弗駅 8.5 212.8 ● | 豊頃町
K38 豊頃駅 5.4 218.2 ● ◇
K39 新吉野駅 7.1 225.3 ● ◇ 十勝郡 浦幌町
K40 浦幌駅 6.4 231.7 ● ◇
常豊信号場 - 236.0 | ◇
上厚内信号場 - 243.5 | ◇
K42 厚内駅 18.4 250.1 ● ◇
K43 直別駅 7.2 257.3 ● ◇ 釧路管内 釧路市
K44 尺別駅 4.0 261.3 ● ◇
K45 音別駅◆ 3.8 265.1 ● ◇
K46 古瀬駅 9.7 274.8 ▲ ◇ 白糠郡 白糠町
K47 白糠駅 6.3 281.1 ● ◇
K48 西庶路駅 5.4 286.5 ● ◇
K49 庶路駅 2.1 288.6 ● |
東庶路信号場 - 293.8 | ◇
K50 大楽毛駅 10.4 299.0 ● ◇ 釧路市
K51 新大楽毛駅 1.8 300.8 ▲ |
K52 新富士駅 4.9 305.7 ● ◇
(貨)釧路貨物駅 |
K53 釧路駅 2.7 308.4 ● ● ◇
B54 東釧路駅 2.9 311.3 ● ▲ 北海道旅客鉄道:釧網本線[* 1] ◇
武佐駅 1.2 312.5 ● ▲ |
別保駅 4.5 317.0 ● ▲ | 釧路郡 釧路町
上尾幌駅 14.7 331.7 ● ▲ ◇ 厚岸郡 厚岸町
尾幌駅 9.2 340.9 ● | |
門静駅 9.2 350.1 ● | |
厚岸駅 4.9 355.0 ● ● ◇
糸魚沢駅 10.6 365.6 ● | |
茶内駅 9.6 375.2 ● ● ◇ 浜中町
浜中駅 7.0 382.2 ● ● |
姉別駅 10.1 392.3 ● | |
厚床駅 6.6 398.9 ● ● | 根室管内 根室市
初田牛駅 7.1 406.0 ▲ | |
別当賀駅 8.5 414.5 ▲ | |
落石駅 10.3 424.8 ● ▲ ◇
昆布盛駅 4.0 428.8 ▲ | |
西和田駅 4.8 433.6 ▲ | |
東根室駅 8.7 442.3 ▲ | |
根室駅 1.5 443.8 ● ● |
^ 釧網本線との分岐は東釧路駅だが、列車はすべて釧路駅へ乗り入れる。
上落合信号場 - 新得駅間は根室本線との重複区間
武佐 - 根室の各駅には、駅番号が付番されていない。
廃止区間[編集]
1966年10月1日廃止区間[編集]
所在地の名称は廃止時点のもの。全駅北海道に所在。
駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ 接続路線 線路 所在地
落合駅 - 0.0 日本国有鉄道:根室本線(滝川・富良野方面) ◇ 空知管内 空知郡 南富良野町
狩勝信号場 - 7.9 ◇
新内駅 16.8 16.8 ◇ 十勝管内 上川郡 新得町
新得駅 11.1 27.9 日本国有鉄道:根室本線(帯広・釧路方面) ◇
新内駅付近(狩勝峠)は、日本新八景や鉄道省が選定した日本三大車窓の一つでもあった。残る二つの篠ノ井線姨捨駅(善光寺平)と肥薩線矢岳駅付近(矢岳越え)は現存する。
峠は最大勾配25‰、最小半径180mのカーブが連続する難所で、峠のすぐ落合側の狩勝信号場はスイッチバックとなっていた。峠付近のS字大カーブ築堤や橋梁、隧道などの鉄道施設群は2003年(平成15年)に土木学会選奨土木遺産に選定されている。
廃止後の新内駅 - 新得駅間は、1967年(昭和42年) - 1979年(昭和54年)の間鉄道事故の原因究明、及びその対策に関する実験を行う、通称・狩勝実験線として使われていた。
貨物線[編集]
貨物線(1989年8月1日廃止)
釧路駅 - (貨)浜釧路駅 (3.8km)
貨物線(1984年2月1日廃止)
東釧路駅 - (貨)天寧駅 (1.5km)
貨物線(1982年11月15日廃止)
厚岸駅 - (貨)浜厚岸駅 (1.2km)
貨物線(1965年10月1日廃止)
根室駅 - (貨)根室港駅 (2.6km)
廃駅・廃止信号場[編集]
廃止区間上にあるものは除く。括弧内は滝川駅からの営業キロ。
一ノ坂信号場:滝川駅 - 東滝川駅間 (3.6km)
幌岡信号場:東滝川駅 - 赤平駅間 (10.0km)
高根信号場:平岸駅 - 芦別駅間 (24.4km) ※芦別線(未成線)を分岐する計画があった
滝里駅:野花南駅 - 富良野駅間 (42.6km)
島ノ下駅:野花南駅 - 富良野駅間 (49.1km)
鹿越仮乗降場:金山駅 - 東鹿越駅間 (88.4km)
稲士別駅:札内駅 - 幕別駅間 (188.5km)
上厚内駅:浦幌駅 - 厚内駅間 (243.5km)
波若信号場:音別駅 - 古瀬駅間 (271.8km)
花咲駅:西和田駅 - 東根室駅間 (438.2km)
過去の接続路線[編集]
芦別駅:三井芦別鉄道線 - 1972年(昭和47年)6月1日旅客営業廃止、1989年(平成元年)3月26日廃止
上芦別駅:
三菱鉱業芦別鉱業所専用鉄道 - 1964年(昭和39年)9月1日廃止
芦別森林鉄道 - 1961年(昭和36年)6月廃止
新得駅:北海道拓殖鉄道 - 1968年(昭和43年)10月1日廃止
十勝清水駅:十勝鉄道清水部線 - 1951年(昭和26年)7月1日廃止
帯広駅:
士幌線 - 1987年(昭和62年)3月23日廃止
広尾線 - 1987年(昭和62年)2月2日廃止
十勝鉄道帯広部線 - 1977年(昭和52年)3月1日廃止
池田駅:北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線 - 2006年(平成18年)4月21日廃止
尺別駅:雄別炭礦尺別鉄道線 - 1970年(昭和45年)4月16日廃止
白糠駅:白糠線 - 1983年(昭和58年)10月23日廃止
新富士駅:
釧路開発埠頭西港線 - 1999年(平成11年)9月10日廃止
釧路開発埠頭埠頭線 - 1984年(昭和59年)2月1日廃止
鶴居村営軌道 - 1967年(昭和42年)8月20日廃止
釧路駅:雄別鉄道線 - 1970年(昭和45年)4月16日廃止
東釧路駅:
太平洋石炭販売輸送臨港線 - 1963年(昭和38年)11月1日旅客営業廃止、1986年(昭和61年)11月1日廃止
太平洋石炭販売輸送城山線 - 1985年(昭和60年)6月1日廃止
茶内駅:浜中町営軌道 - 1972年(昭和47年)3月31日廃止
厚床駅:標津線 - 1989年(平成元年)4月30日廃止
脚注[編集]
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注釈[編集]
^ a b 根室本線所属駅に限定する場合、起点の滝川駅(函館本線所属[2])が除外され、一般駅が4駅、旅客駅が58駅、貨物駅が2駅、信号場が9か所となる。
^ 北垣は京都府知事在職中に琵琶湖疏水建設を計画し、工部大学校を卒業したばかりの田辺を主任技師として京都府へ招聘した関係にあった。
^ 同時に、旭川駅 - 下富良野駅 - 新得駅 - 帯広駅 - 釧路駅(初代)間のルートが全通。
^ a b 狩勝停車場は書類上こそ「停車場(駅)」だが、旅客・貨物の取り扱いなど一般営業は行われず、実質的には給水・給炭を行う信号所であった。最初から信号所と断定して書かれている書籍も存在する[12]。正式には1921年(大正10年)10月14日付け通達の鉄道省令第2号国有鉄道建設規定により、翌1922年(大正11年)4月1日から改めて「停車場」や「信号場」、「信号所」が定義されたのを受け、信号場となった。
^ この時点では新内信号所は旅客・貨物とも取扱わなかった。
^ 書類上は釧路駅(初代)が現在の位置に移転し(2代目)、同時に浜釧路駅(初代)が開設され[5]、釧路駅(2代目) - 浜釧路駅(初代)間の貨物支線が開業したことになっている。
^ 本線横に敷かれた側線の外側(駅裏側)に細長い貯炭場を間に挟んで尺別炭礦の運炭軌道が並行して敷かれ、軌道側の貨車から国鉄側の貨車へ積み替え作業を行った。
^ 支線の起点は釧路駅(2代)で、釧路駅(2代) - 根室駅間とは釧路駅(2代) - 上別保駅間で分岐した。資料では、釧路駅(2代目) - 分岐点間が2.15 km[19]、天寧分岐点 - 天寧駅間が0.6M≒1.0km[20]とされており、これらを合計した場合の距離は2.0M≒3.2kmとされる。
^ 国鉄時代に廃止の逹は鉄道公報に掲載されておらず、書類上は閉鎖のままとなっていた。また『鉄道停車場一覧』(昭和21年3月31日現在)に記載されている[24]。また、1931年(昭和6年)5月10日を廃止日とする資料も存在する[15]。
^ 官報に通達がないため、局設定かどうかは不明。ただし、全国時刻表の索引地図にはこの日から仮乗降場を示す「(仮)狩勝」という表記が掲載されていた。
^ 移転前の鹿越駅は滝川起点91.2km。移転後の鹿越信号場は同88.4km[11]。
^ 同区間の上落合信号場、新狩勝信号場、広内信号場、西新得信号場、新得駅はすべて根室本線所属。両路線の施設場の分岐は上落合信号場、旅客営業上の分岐は新得駅である。
^ その後、1990年代に簡易委託が終了し、完全な無人駅となった。
^ 本社鉄道事業本部と釧路支社との境界は、落合駅-上落合信号場間にある新狩勝トンネルの滝川方入口付近である。
^ その後、段階的であるものの、PC枕木化・ロングレール化された区間も一部ある。高速化改良される前は池田以西は最高速度95 km/h、池田以東は最高速度85 km/hでしか走行できなかった。
^ 同時に唯一の運行距離が300kmを超える普通列車にもなった。
出典[編集]
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参考文献[編集]
資料[編集]
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日本国有鉄道北海道総局(編集) 『北海道鉄道百年史』下巻、日本国有鉄道北海道総局(編集・発行)、1981年3月。
北海道旅客鉄道釧路支社(編)『鉄道百年の歩み:JR釧路支社』、北海道旅客鉄道釧路支社、2001年12月。
釧路市地域史研究会(編)『釧路市統合年表:釧路市・阿寒町・音別町合併1周年記念』、釧路市、2006年10月。
書籍[編集]
川島令三(著) 『特急列車「高速化」への提言』 中央書院、1998年1月20日、64頁。ISBN 4-88732-047-7。ISBN 978-4-88732-047-5。
石野哲(編集長) 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』Ⅰ、JTBパブリッシング、1998年9月19日、248頁。ISBN 4-533-02980-9。ISBN 978-4-533-02980-6。
石野哲(編集長) 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』Ⅱ、JTBパブリッシング、1998年9月19日、876頁。ISBN 4-533-02980-9。ISBN 978-4-533-02980-6。
田中和夫(監修) 『写真で見る北海道の鉄道』上巻 国鉄・JR線、北海道新聞社(編集)、2002年7月15日、72-77頁・144-145頁・311-319頁。ISBN 4-89453-220-4。ISBN 978-4-89453-220-5。
今尾恵介(監修) 『日本鉄道旅行地図帳―全線・全駅・全廃線―』1号・北海道、新潮社〈新潮「旅」ムック〉、2008年5月17日、39頁。ISBN 4-10-790019-3。ISBN 978-4-10-790019-7。
今尾恵介・原武史(監修) 『日本鉄道旅行歴史地図帳―全線・全駅・全優等列車―』1号・北海道、日本鉄道旅行地図帳編集部(編集)、新潮社〈新潮「旅」ムック〉、2010年5月18日、46頁。ISBN 4-10-790035-5。ISBN 978-4-10-790035-7。
雑誌[編集]
鉄道ジャーナル社「列車追跡シリーズ394 〝望郷の岬〟を恋うる旅路(おおぞら13号)〜(はなさき)」、『鉄道ジャーナル』通巻323号(1993年9月号)、成美堂出版、1993年9月、 85頁、 ISSN 0288-2337。
高山拡志(編著) 『旧国鉄・JR鉄道線廃止停車場一覧』 高山拡志、1996年8月(2000年5月改訂)、311頁。
曽根悟(監修) 『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』24号 石勝線・千歳線・札沼線、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年12月27日。
『JTB時刻表』2015年7月号、JTBパブリッシング。
『JTB時刻表』2016年4月号、JTBパブリッシング。
関連項目[編集]
ウィキメディア・コモンズには、根室本線に関連するカテゴリがあります。
日本の鉄道駅一覧
まりも号脱線事件
外部リンク[編集]
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